期待値 E(X) は、それぞれの取りうる値にその値を取る確率を掛けて足し合わせたものです。 E(X)=0⋅P(X=0)+1⋅P(X=1)+2⋅P(X=2)+3⋅P(X=3) 各確率を計算します。
全事象は20個から4個を取り出す組み合わせなので、20C4=4×3×2×120×19×18×17=4845 通りです。 P(X=0): 4個とも良品である確率。良品は17個なので、17C4=4×3×2×117×16×15×14=2380 通り。 P(X=0)=20C417C4=48452380 P(X=1): 不良品が1個、良品が3個である確率。3C1×17C3=3×3×2×117×16×15=3×680=2040 通り。 P(X=1)=20C43C1×17C3=48452040 P(X=2): 不良品が2個、良品が2個である確率。3C2×17C2=3×2×117×16=3×136=408 通り。 P(X=2)=20C43C2×17C2=4845408 P(X=3): 不良品が3個、良品が1個である確率。3C3×17C1=1×17=17 通り。 P(X=3)=20C43C3×17C1=484517 期待値を計算します。
E(X)=0⋅48452380+1⋅48452040+2⋅4845408+3⋅484517=48452040+816+51=48452907=1615969=53⋅323323⋅11=0.6 別解として、期待値の線形性を用いる方法があります。
4個取り出すそれぞれについて、それが不良品である確率を考えます。
ある1個が不良品である確率は 203 です。 4個取り出すので、期待値は 4×203=2012=53=0.6