家から10km離れた博物館に行くのに、最初は時速3kmで歩き、残りを時速4kmで歩いたら、3時間かかった。それぞれの速さで歩いた距離を求めよ。

代数学連立方程式文章題速さ割合
2025/7/24
## 問題1

1. 問題の内容

家から10km離れた博物館に行くのに、最初は時速3kmで歩き、残りを時速4kmで歩いたら、3時間かかった。それぞれの速さで歩いた距離を求めよ。

2. 解き方の手順

* 時速3kmで歩いた道のりを xx km、時速4kmで歩いた道のりを yy kmとおく。
* 道のりの関係から、 x+y=10x + y = 10 という式が立つ。
* 時間の関係から、 x3+y4=3\frac{x}{3} + \frac{y}{4} = 3 という式が立つ。
* 連立方程式
x+y=10x + y = 10
x3+y4=3\frac{x}{3} + \frac{y}{4} = 3
を解く。
一つ目の式を3倍して、
x=10yx = 10-y
これを二つ目の式に代入すると、
10y3+y4=3\frac{10-y}{3} + \frac{y}{4} = 3
両辺に12をかけると、
4(10y)+3y=364(10-y) + 3y = 36
404y+3y=3640-4y + 3y = 36
y=4-y = -4
y=4y = 4
x=104=6x = 10-4=6
* よって、時速3kmで歩いた道のりは6km、時速4kmで歩いた道のりは4kmである。

3. 最終的な答え

時速3kmで歩いた道のり: 6km
時速4kmで歩いた道のり: 4km
## 問題2

1. 問題の内容

ある美術館の昨日の入館者数は大人と中学生合わせて330人だった。今日は大人が5%減り、中学生が10%増えたので、全体では3人減った。昨日の大人と中学生それぞれの入館者数を求めよ。

2. 解き方の手順

* 昨日の大人の入館者数を xx 人、中学生の入館者数を yy 人とおく。
* 昨日の入館者数の関係から、x+y=330x + y = 330 という式が立つ。
* 今日の入館者数の関係から、0.95x+1.1y=33030.95x + 1.1y = 330 - 3 つまり 0.95x+1.1y=3270.95x + 1.1y = 327という式が立つ。
* 連立方程式
x+y=330x + y = 330
0.95x+1.1y=3270.95x + 1.1y = 327
を解く。
一つ目の式をx=330yx = 330-y
として二つ目の式に代入すると、
0.95(330y)+1.1y=3270.95(330-y) + 1.1y = 327
313.50.95y+1.1y=327313.5 - 0.95y + 1.1y = 327
0.15y=13.50.15y = 13.5
y=13.50.15=90y = \frac{13.5}{0.15} = 90
x=33090=240x = 330-90 = 240
* よって、昨日の大人の入館者数は240人、中学生の入館者数は90人である。

3. 最終的な答え

昨日の大人の入館者数: 240人
昨日の塾生の入館者数: 90人

「代数学」の関連問題

与えられた行列 $A$ と $B$ に対して、行列方程式 $AX = B$ を満たす行列 $X$ を求める問題です。 具体的には、以下の二つの場合について $X$ を求めます。 (1) $A = \b...

線形代数行列行列方程式掃き出し法
2025/7/31

行列 $A$ と行列 $B$ が与えられています。 $A = \begin{pmatrix} 1 & 0 & -1 \\ 0 & 2 & -4 \\ 1 & 1 & -3 \end{pmatrix}$...

行列行列の積
2025/7/31

2次関数 $y = -(x-3)^2 + 4$ について、指定された定義域におけるグラフを描き、それぞれの定義域における最大値と最小値を求め、その時の $x$ の値を記述する問題です。

二次関数最大値最小値グラフ
2025/7/31

$x^3 = 1$ という方程式を複素数の範囲で解きます。

三次方程式複素数因数分解解の公式
2025/7/31

問題は、2次関数 $y = -(x-3)^2 + 4$ について、指定された定義域におけるグラフを書き、それぞれの定義域における最大値と最小値を求めることです。定義域は(1)が $0 \le x \l...

二次関数最大値最小値グラフ放物線定義域
2025/7/31

2次関数の最大値・最小値を求める問題です。 (1) $y = -(x-2)^2 + 6$ の最大値・最小値、およびそのときの $x$ の値を求めます。 (2) $y = x^2 + 6x + 7$ の...

二次関数最大値最小値平方完成関数のグラフ
2025/7/31

与えられた2次関数を平方完成し、$y = (x - p)^2 + q$ の形にすること。

二次関数平方完成数式変形
2025/7/31

3つの2次関数 $y = x^2 + 6x + 8$, $y = x^2 - 4x + 4$, $y = x^2 + 6x + 10$ について、それぞれのグラフとx軸との共有点のx座標を求める問題で...

二次関数二次方程式グラフ共有点因数分解判別式
2025/7/31

2次関数 $y = x^2 - 4x + 3$ のグラフと $x$ 軸の共有点の $x$ 座標を求め、2次不等式 $x^2 - 4x + 3 < 0$ と $x^2 - 4x + 3 > 0$ を満た...

二次関数二次不等式因数分解グラフ
2025/7/31

以下の3つの問題に答えます。 (1) 関数 $y = \frac{1}{2}x + 5$ で、$x$ の値が $-2$ から $6$ まで増加したときの $y$ の増加量を求める。 (2) 直線 AC...

一次関数座標平面図形面積傾き直線の式
2025/7/31