与えられた連立微分方程式を解くために、まず一方の式からもう一方の式に代入して、一つの2階微分方程式を導出します。
dtdx=y より、 dt2d2x=dtdy となります。 dtdy=−8x−6y に dt2d2x=dtdy と y=dtdx を代入すると、 dt2d2x=−8x−6dtdx dt2d2x+6dtdx+8x=0 この2階線形同次微分方程式を解きます。特性方程式は、
r2+6r+8=0 (r+2)(r+4)=0 したがって、一般解は次のようになります。
x(t)=c1e−2t+c2e−4t 次に、初期条件 x(0)=1 と y(0)=0 を使って、c1 と c2 を求めます。 x(0)=c1e0+c2e0=c1+c2=1 また、y(t)=dtdx なので、y(t)=−2c1e−2t−4c2e−4t となります。 y(0)=−2c1e0−4c2e0=−2c1−4c2=0 c1+2c2=0 c1=−2c2 c1+c2=1 に代入すると、 −2c2+c2=1 c1=1−c2=1−(−1)=2 したがって、x(t)=2e−2t−e−4t となります。 y(t)=dtdx=−4e−2t+4e−4t