6x+2y+2z+3w=0 より、x=−31y−31z−21w となります。したがって、V のベクトルは次のように表せます。 xyzw=−31y−31z−21wyzw=y−31100+z−31010+w−21001 u1=−1/3100,u2=−1/3010,u3=−1/2001 とすれば、これらは一次独立であるため、V の基底となります。 ただし、分数が含まれているのが気になる場合は、それぞれ定数倍して、
u1=−2600,u2=−2060,u3=−3006 としても良いです。
(2) f(V) の次元を求める。 f(u1),f(u2),f(u3) を計算します。 f(u1)=Au1,f(u2)=Au2,f(u3)=Au3 f(u1)=1230−11110201−2600=−2−100 f(u2)=1230−11110201−2060=42−6 f(u3)=1230−11110201−3006=9−6−3 これらのベクトルが一次独立かどうかを調べます。c1f(u1)+c2f(u2)+c3f(u3)=0 となる c1,c2,c3 を求めます。 c1−2−100+c242−6+c39−6−3=000 これを解くと、c1=−5,c2=−1/2,c3=2 は解の一つなので、これらのベクトルは一次従属です。 したがって、f(V) の次元は 2 です。 (3) ker f の基底を求める。 ker f={u∈R4 ∣ Au=0} A=1230−11110201 Au=0 を解きます。つまり、 x+z+2w=0 2x−y+z=0 3x+y+w=0 この連立一次方程式を解きます。例えばガウスの消去法を用いると
x=−1/7z−2/7w y=5/7z+4/7w よって ker f の元は、
z−1/75/710+w−2/74/701 したがって、ker f の基底は、
−1/75/710,−2/74/701 もしくは、定数倍して、
−1570,−2407