以下の3つの条件を満たす円の方程式をそれぞれ求めます。 (1) 中心が $(3, 4)$, 半径が $6$ (2) 2点 $A(2, 5)$, $B(0, -1)$ を結ぶ線分を直径とする (3) 中心が $(-2, 4)$ で、原点を通る

幾何学円の方程式座標平面距離
2025/7/24

1. 問題の内容

以下の3つの条件を満たす円の方程式をそれぞれ求めます。
(1) 中心が (3,4)(3, 4), 半径が 66
(2) 2点 A(2,5)A(2, 5), B(0,1)B(0, -1) を結ぶ線分を直径とする
(3) 中心が (2,4)(-2, 4) で、原点を通る

2. 解き方の手順

(1) 円の中心 (a,b)(a, b) と半径 rr が与えられたとき、円の方程式は (xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2 で表されます。
この問題では、中心が (3,4)(3, 4) で半径が 66 なので、a=3a = 3, b=4b = 4, r=6r = 6 を代入します。
(x3)2+(y4)2=62(x - 3)^2 + (y - 4)^2 = 6^2
(x3)2+(y4)2=36(x - 3)^2 + (y - 4)^2 = 36
(2) 2点 A(2,5)A(2, 5), B(0,1)B(0, -1) を結ぶ線分を直径とする円の中心は、線分 ABAB の中点です。中点の座標は (x1+x22,y1+y22)\left(\frac{x_1 + x_2}{2}, \frac{y_1 + y_2}{2}\right) で求められます。
この問題では、(x1,y1)=(2,5)(x_1, y_1) = (2, 5)(x2,y2)=(0,1)(x_2, y_2) = (0, -1) なので、中心の座標は
(2+02,5+(1)2)=(22,42)=(1,2)\left(\frac{2 + 0}{2}, \frac{5 + (-1)}{2}\right) = \left(\frac{2}{2}, \frac{4}{2}\right) = (1, 2)
次に、半径を求めます。半径は中心 (1,2)(1, 2) から点 A(2,5)A(2, 5) または B(0,1)B(0, -1) までの距離です。点 (x1,y1)(x_1, y_1) と点 (x2,y2)(x_2, y_2) の距離は (x2x1)2+(y2y1)2\sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2} で求められます。
中心 (1,2)(1, 2) から点 A(2,5)A(2, 5) までの距離は
(21)2+(52)2=12+32=1+9=10\sqrt{(2 - 1)^2 + (5 - 2)^2} = \sqrt{1^2 + 3^2} = \sqrt{1 + 9} = \sqrt{10}
したがって、円の方程式は
(x1)2+(y2)2=(10)2(x - 1)^2 + (y - 2)^2 = (\sqrt{10})^2
(x1)2+(y2)2=10(x - 1)^2 + (y - 2)^2 = 10
(3) 中心が (2,4)(-2, 4) で原点を通る円の方程式を求めます。
中心 (2,4)(-2, 4) から原点 (0,0)(0, 0) までの距離が半径になります。
半径 rr
r=(0(2))2+(04)2=22+(4)2=4+16=20r = \sqrt{(0 - (-2))^2 + (0 - 4)^2} = \sqrt{2^2 + (-4)^2} = \sqrt{4 + 16} = \sqrt{20}
したがって、円の方程式は
(x(2))2+(y4)2=(20)2(x - (-2))^2 + (y - 4)^2 = (\sqrt{20})^2
(x+2)2+(y4)2=20(x + 2)^2 + (y - 4)^2 = 20

3. 最終的な答え

(1) (x3)2+(y4)2=36(x - 3)^2 + (y - 4)^2 = 36
(2) (x1)2+(y2)2=10(x - 1)^2 + (y - 2)^2 = 10
(3) (x+2)2+(y4)2=20(x + 2)^2 + (y - 4)^2 = 20

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