問題は、与えられた3点を通る円の方程式を求める問題です。今回は、(1) の3点 $(-2, 3)$, $(1, 0)$, $(0, -1)$を通る円の方程式を求めます。

幾何学円の方程式座標平面連立方程式
2025/7/24

1. 問題の内容

問題は、与えられた3点を通る円の方程式を求める問題です。今回は、(1) の3点 (2,3)(-2, 3), (1,0)(1, 0), (0,1)(0, -1)を通る円の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

円の方程式を x2+y2+ax+by+c=0x^2 + y^2 + ax + by + c = 0 とおきます。
与えられた3点の座標をこの方程式に代入することで、aa, bb, cc に関する連立方程式を立て、それを解くことで円の方程式を決定します。
ステップ1: (2,3)(-2, 3) を代入する。
(2)2+32+a(2)+b(3)+c=0(-2)^2 + 3^2 + a(-2) + b(3) + c = 0
4+92a+3b+c=04 + 9 - 2a + 3b + c = 0
2a+3b+c=13-2a + 3b + c = -13 ...(1)
ステップ2: (1,0)(1, 0) を代入する。
12+02+a(1)+b(0)+c=01^2 + 0^2 + a(1) + b(0) + c = 0
1+a+c=01 + a + c = 0
a+c=1a + c = -1 ...(2)
ステップ3: (0,1)(0, -1) を代入する。
02+(1)2+a(0)+b(1)+c=00^2 + (-1)^2 + a(0) + b(-1) + c = 0
1b+c=01 - b + c = 0
b+c=1-b + c = -1 ...(3)
ステップ4: (2)より c=a1c = -a - 1。これを(1)と(3)に代入する。
(1)に代入すると、 2a+3b+(a1)=13-2a + 3b + (-a - 1) = -13 より 3a+3b=12-3a + 3b = -12, つまり a+b=4-a + b = -4 ...(4)
(3)に代入すると、 b+(a1)=1-b + (-a - 1) = -1 より ba=0-b - a = 0, つまり a+b=0a + b = 0 ...(5)
ステップ5: (4)と(5)の連立方程式を解く。
(4) + (5) より、2b=42b = -4, つまり b=2b = -2
(5)より、a=b=2a = -b = 2
ステップ6: a=2a = 2c=a1c = -a - 1 に代入すると、c=21=3c = -2 - 1 = -3
ステップ7: 得られた a=2a = 2, b=2b = -2, c=3c = -3 を円の方程式に代入する。
x2+y2+2x2y3=0x^2 + y^2 + 2x - 2y - 3 = 0

3. 最終的な答え

x2+y2+2x2y3=0x^2 + y^2 + 2x - 2y - 3 = 0

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