まず、sinθ=t を用いて方程式 2+sinθ=a+cos2θ を t で表します。 cos2θ=1−sin2θ=1−t2 なので、 2+t=a+1−t2 t2+t+1−a=0 となります。よって、アには1、イには1が入ります。
太郎さんの発言にある t の方程式 t2+t+1−a=0 が実数解を持つような a の範囲は、判別式 D≥0 より、 D=12−4(1)(1−a)=1−4+4a=4a−3≥0 a≥43 よって、ウには3、エには4が入ります。
ただし、t=sinθ であることから、−1≤t≤1 である必要があります。 オの解答群より、②の −1≤t≤1 が正解です。 a=7 のとき、方程式は t2+t+1−7=0 すなわち t2+t−6=0 となり、t=−3,2 となります。しかし、−1≤t≤1 でなければならないので、t=−3,2 は解として不適切です。 これは、−1≤t≤1 という条件を考慮していないために起こります。よって、カには②が入ります。 次に、−1≤t≤1 の範囲で t2+t+1−a=0 が解を持つような a の範囲を求めます。 t2+t+1=a と変形し、f(t)=t2+t+1 とおくと、f(t)=(t+21)2+43 となります。 −1≤t≤1 における f(t) の最小値は t=−21 のときで 43、最大値は t=1 のときで 1+1+1=3 となります。 よって、43≤a≤3 となります。 したがって、キには3、クには4、ケには3が入ります。