問題18:あるブラウン管の寿命の標準偏差は100時間であることが知られている。平均寿命の99%信頼区間が±20時間以内になるようにするためには、標本の大きさをどれくらいとらねばならないか。
2025/7/24
1. 問題の内容
問題18:あるブラウン管の寿命の標準偏差は100時間であることが知られている。平均寿命の99%信頼区間が±20時間以内になるようにするためには、標本の大きさをどれくらいとらねばならないか。
2. 解き方の手順
まず、信頼区間の幅が与えられていることから、標本サイズを求める問題であることを認識します。母標準偏差が既知であるため、正規分布を用いた区間推定を行います。
99%信頼区間は、平均値を中心として、
で表されます。ここで、は標本平均、は母標準偏差、は標本サイズ、は標準正規分布におけるパーセント点です。
99%信頼区間なので、となり、です。
は標準正規分布表から約2.576と読み取れます。
問題文より、信頼区間の幅は±20時間以内なので、
が成り立つ必要があります。
与えられた値を代入すると、
となります。
この不等式をについて解きます。
両辺を2乗してを求めます。
標本サイズは整数でなければならないため、切り上げてとなります。
3. 最終的な答え
標本の大きさは166以上でなければならない。