$\triangle OAB$ において、$\overrightarrow{OP} = s\overrightarrow{OA} + t\overrightarrow{OB}$ とする。実数 $s, t$ が $0 \leq s \leq 2$ かつ $1 \leq t \leq 2$ を満たすとき、点 $P$ の存在範囲を求める問題です。
2025/7/25
1. 問題の内容
において、 とする。実数 が かつ を満たすとき、点 の存在範囲を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、となる点を考えます。
同様に、となる点を考えます。
の範囲が なので、
は、
と変形できます。
ここで、
とすると、 は、線分 方向に だけ平行移動した領域になります。
より、と置くと です。
よって、
となります。
点 の存在範囲は、 は原点 から までの範囲を動くことを意味します。
は から までの範囲を動くことを意味します。
、 なので、点 は、平行四辺形の内部とその周上に存在します。具体的には、点 を頂点とする平行四辺形の内部とその周になります。
ただし、 が取りうる値は から までであり、 が取りうる値は から までであることに注意する必要があります。
点 の存在範囲は、四角形 の内部とその周上になります。
3. 最終的な答え
点Pの存在範囲は、四角形AA'B'Bの内部とその周上。ここで、A'はとなる点、B'はとなる点である。