(1) $\triangle OAB$ と $\triangle OCD$ の相似条件を述べる。 (2) $OA:AC = 1:1$ のとき、$AB:CD$ の比を求める。 (3) $OA = 2cm, AC = 3cm, OD = 4.5cm, CD = 5cm$ のとき、$AB$ と $OB$ の長さを求める。

幾何学相似平行線三角形
2025/7/25
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1. 問題の内容

問題は2つあります。

1. 図において、$AB // CD$ であるとき、以下の問いに答えます。

(1) OAB\triangle OABOCD\triangle OCD の相似条件を述べる。
(2) OA:AC=1:1OA:AC = 1:1 のとき、AB:CDAB:CD の比を求める。
(3) OA=2cm,AC=3cm,OD=4.5cm,CD=5cmOA = 2cm, AC = 3cm, OD = 4.5cm, CD = 5cm のとき、ABABOBOB の長さを求める。

2. 図において、$AB // CD$ であるとき、以下の問いに答えます。

(1) AO:ODAO:OD の比を求める。
(2) CDCD の長さを求める。
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2. 解き方の手順

### 1.の問題
(1) OAB\triangle OABOCD\triangle OCD において、
AB//CDAB // CD より、
OAB=OCD\angle OAB = \angle OCD (錯角が等しい)
OBA=ODC\angle OBA = \angle ODC (錯角が等しい)
2組の角がそれぞれ等しいので、OABOCD\triangle OAB \sim \triangle OCD
(2) OA:AC=1:1OA:AC = 1:1 より、OC=OA+AC=OA+OA=2OAOC = OA + AC = OA + OA = 2OA となります。したがって、OA:OC=1:2OA:OC = 1:2 となります。
OABOCD\triangle OAB \sim \triangle OCD より、AB:CD=OA:OC=1:2AB:CD = OA:OC = 1:2
(3) OABOCD\triangle OAB \sim \triangle OCD より、OA:OC=AB:CD=OB:ODOA:OC = AB:CD = OB:OD が成り立ちます。
OA=2cm,AC=3cmOA = 2cm, AC = 3cm より、OC=OA+AC=2+3=5cmOC = OA + AC = 2 + 3 = 5cm
AB:CD=OA:OCAB:CD = OA:OC に代入すると、AB:5=2:5AB:5 = 2:5 となり、AB=2cmAB = 2cm となります。
OB:OD=OA:OCOB:OD = OA:OC に代入すると、OB:4.5=2:5OB:4.5 = 2:5 となり、OB=(2/5)×4.5=1.8cmOB = (2/5) \times 4.5 = 1.8cm となります。
### 2.の問題
(1) OAB\triangle OABOCD\triangle OCD において、AB//CDAB // CD より、
OAB=OCD\angle OAB = \angle OCD (錯角が等しい)
OBA=ODC\angle OBA = \angle ODC (錯角が等しい)
2組の角がそれぞれ等しいので、OABOCD\triangle OAB \sim \triangle OCD
よって、AO:CO=BO:DOAO:CO = BO:DO であり、AB:CD=12:CDAB:CD = 12:CD
AO:CO=10:15=2:3AO:CO = 10:15 = 2:3
また、AO:AD=2:5AO:AD= 2:5 なので
AO:OD=2:3AO : OD = 2 : 3
(2) OABOCD\triangle OAB \sim \triangle OCD より、AB:CD=AO:COAB:CD = AO:CO が成り立ちます。
AB=12cmAB = 12cm, AO:CO=2:3AO:CO = 2:3 より、12:CD=2:312:CD = 2:3 となり、CD=(3/2)×12=18cmCD = (3/2) \times 12 = 18cm となります。
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3. 最終的な答え

### 1.の問題
(1) 2組の角がそれぞれ等しい
(2) 1:21:2
(3) AB=2cmAB = 2cm, OB=1.8cmOB = 1.8cm
### 2.の問題
(1) AO:OD=2:3AO:OD = 2:3
(2) CD=18cmCD = 18cm

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