長方形ABCDが平面αに垂直に立っており、AB = 6cm、BC = 4cmである。辺CDから8cm離れた平面α上の点Hから平面αに垂直に8cmの位置に点P(光源)がある。光源Pによる長方形ABCDの影をCB'A'Dとする。 (1) HD:DA'の比を求める。 (2) 影の面積を求める。
2025/7/25
1. 問題の内容
長方形ABCDが平面αに垂直に立っており、AB = 6cm、BC = 4cmである。辺CDから8cm離れた平面α上の点Hから平面αに垂直に8cmの位置に点P(光源)がある。光源Pによる長方形ABCDの影をCB'A'Dとする。
(1) HD:DA'の比を求める。
(2) 影の面積を求める。
2. 解き方の手順
(1) HD:DA'の比を求める。
点Aから平面αに下ろした垂線の足をA'とする。同様に、点B, Cから平面αに下ろした垂線の足をB', C'とする。このとき、A'B'C'Dは長方形ABCDの影である。
三角形PHDと三角形PAA'は相似である。なぜなら、∠PHD = ∠PAA' = 90度であり、∠HPD = ∠APA'(共通の角)であるからである。
したがって、HD:AA' = PH:PAとなる。
であり、である。AA'は長方形ABCDのABの長さに等しいので、である。PAは三平方の定理より、
となる。
したがって、
ゆえに、。
(2) 影の面積を求める。
影の面積は長方形CB'A'Dの面積である。
長方形ABCDは平面αと垂直であるので、影CB'A'Dは長方形ではなく平行四辺形になる。
である。なぜなら、CBは平面αに平行な辺であるためである。
を底辺とすると、高さはBCの長さと同じであるので、4 cmである。
3. 最終的な答え
(1) HD:DA' = 4:5
(2) 影の面積 = 40 cm^2