直線 $y = \frac{1}{2}x + \frac{5}{2}$ (①) と $y = -x + 4$ (②) があります。点Aは①と②の交点です。直線①と②がx軸と交わる点をそれぞれB, Cとします。 (1) 点Aの座標を求めなさい。 (2) 線分BCの長さを求めなさい。 (3) 線分BCが対角線となる平行四辺形ABPCを作るとき、直線PCの式を求めなさい。

幾何学座標平面直線の交点線分の長さ平行四辺形一次関数
2025/7/26
## 問題6

1. 問題の内容

直線 y=12x+52y = \frac{1}{2}x + \frac{5}{2} (①) と y=x+4y = -x + 4 (②) があります。点Aは①と②の交点です。直線①と②がx軸と交わる点をそれぞれB, Cとします。
(1) 点Aの座標を求めなさい。
(2) 線分BCの長さを求めなさい。
(3) 線分BCが対角線となる平行四辺形ABPCを作るとき、直線PCの式を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 点Aの座標
点Aは2直線の交点なので、連立方程式を解きます。
y=12x+52y = \frac{1}{2}x + \frac{5}{2} (①)
y=x+4y = -x + 4 (②)
①と②を連立して yy を消去します。
12x+52=x+4\frac{1}{2}x + \frac{5}{2} = -x + 4
両辺を2倍して整理します。
x+5=2x+8x + 5 = -2x + 8
3x=33x = 3
x=1x = 1
x=1x = 1 を ② に代入して yy を求めます。
y=1+4=3y = -1 + 4 = 3
よって、点Aの座標は (1, 3) です。
(2) 線分BCの長さ
点Bは y=12x+52y = \frac{1}{2}x + \frac{5}{2} (①) とx軸の交点なので、y=0y = 0 を代入してxを求めます。
0=12x+520 = \frac{1}{2}x + \frac{5}{2}
0=x+50 = x + 5
x=5x = -5
点Bの座標は (-5, 0) です。
点Cは y=x+4y = -x + 4 (②) とx軸の交点なので、y=0y = 0 を代入してxを求めます。
0=x+40 = -x + 4
x=4x = 4
点Cの座標は (4, 0) です。
線分BCの長さは、点Bと点Cのx座標の差の絶対値で求められます。
BC=4(5)=4+5=9BC = |4 - (-5)| = |4 + 5| = 9
(3) 直線PCの式
平行四辺形ABPCにおいて、BCが対角線なので、線分APと線分BCは平行です。
また、線分ABと線分PCは平行です。
点Aの座標は (1, 3), 点Cの座標は (4, 0) なので、直線PCは点Cを通り、直線ABと平行な直線です。
直線ABの傾きを求めます。点A(1, 3), 点B(-5, 0) なので、
傾き =301(5)=36=12= \frac{3 - 0}{1 - (-5)} = \frac{3}{6} = \frac{1}{2}
直線PCの傾きは 12\frac{1}{2} なので、y=12x+by = \frac{1}{2}x + b と表せます。
点C(4, 0) を通るので、
0=124+b0 = \frac{1}{2} \cdot 4 + b
0=2+b0 = 2 + b
b=2b = -2
よって、直線PCの式は y=12x2y = \frac{1}{2}x - 2 です。

3. 最終的な答え

(1) 点Aの座標: (1, 3)
(2) 線分BCの長さ: 9
(3) 直線PCの式: y=12x2y = \frac{1}{2}x - 2

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