(i) 点 $(1, 0, -1)$ を通り、平面 $2x + 3y - z = 0$ に垂直な直線の方程式を求める。 (ii) 直線 $x+1 = y = 1-z$ を含み、ベクトル $(0, 1, 1)$ と平行な平面の方程式を求める。

幾何学ベクトル平面直線方程式
2025/7/25

1. 問題の内容

(i) 点 (1,0,1)(1, 0, -1) を通り、平面 2x+3yz=02x + 3y - z = 0 に垂直な直線の方程式を求める。
(ii) 直線 x+1=y=1zx+1 = y = 1-z を含み、ベクトル (0,1,1)(0, 1, 1) と平行な平面の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(i)
平面 2x+3yz=02x + 3y - z = 0 の法線ベクトルは n=(2,3,1)\vec{n} = (2, 3, -1) である。
求める直線は、点 (1,0,1)(1, 0, -1) を通り、方向ベクトルが n=(2,3,1)\vec{n} = (2, 3, -1) である直線である。
したがって、直線の方程式は、
\frac{x - 1}{2} = \frac{y - 0}{3} = \frac{z - (-1)}{-1}
整理すると、
\frac{x - 1}{2} = \frac{y}{3} = \frac{z + 1}{-1}
(ii)
直線 x+1=y=1zx+1 = y = 1-z をパラメータ表示する。t=x+1=y=1zt = x+1 = y = 1-z とおくと、x=t1,y=t,z=1tx = t-1, y = t, z = 1-t となる。
したがって、直線上の点は (t1,t,1t)(t-1, t, 1-t) で表せる。この直線上の2つの点を求める。
t=0t=0 のとき、点 A=(1,0,1)A = (-1, 0, 1)
t=1t=1 のとき、点 B=(0,1,0)B = (0, 1, 0)
ベクトル AB=(0(1),10,01)=(1,1,1)\vec{AB} = (0 - (-1), 1 - 0, 0 - 1) = (1, 1, -1)
ベクトル v=(0,1,1)\vec{v} = (0, 1, 1)
求める平面の法線ベクトル n\vec{n}AB\vec{AB}v\vec{v} に垂直である。
\vec{n} = \vec{AB} \times \vec{v} = (1, 1, -1) \times (0, 1, 1) = (1(1) - (-1)(1), (-1)(0) - 1(1), 1(1) - 1(0)) = (2, -1, 1)
したがって、求める平面の方程式は 2xy+z=d2x - y + z = d の形である。
A=(1,0,1)A = (-1, 0, 1) を通るので、
2(1)0+1=d2(-1) - 0 + 1 = d
2+1=d-2 + 1 = d
d=1d = -1
したがって、求める平面の方程式は 2xy+z=12x - y + z = -1

3. 最終的な答え

(i) x12=y3=z+11\frac{x - 1}{2} = \frac{y}{3} = \frac{z + 1}{-1}
(ii) 2xy+z=12x - y + z = -1

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