定積分 $\int_{0}^{2} \sqrt{1 - x^2} dx$ を計算します。

解析学定積分積分面積
2025/7/25

1. 問題の内容

定積分 021x2dx\int_{0}^{2} \sqrt{1 - x^2} dx を計算します。

2. 解き方の手順

この積分は、円の面積に関連付けて解くことができます。被積分関数 y=1x2y = \sqrt{1-x^2} は、中心が原点 (0,0)(0, 0)、半径が1の円の上半分を表します。
積分範囲は x=0x = 0 から x=2x = 2 ですが、y=1x2y = \sqrt{1-x^2} が実数値をとるのは 1x1-1 \le x \le 1 の範囲です。積分区間が x=0x = 0 から x=2x = 2 となっているのは誤りであると考えられます。
そこで、積分区間が x=0x=0 から x=1x=1 であると仮定して解きます。つまり、011x2dx\int_{0}^{1} \sqrt{1 - x^2} dx を計算します。
y=1x2y = \sqrt{1 - x^2} は、半径1の円の上半分を表します。積分 011x2dx\int_{0}^{1} \sqrt{1 - x^2} dx は、この円の上半分のうち、x=0x = 0 から x=1x = 1 までの領域の面積を表します。これは、半径1の円の4分の1の面積に相当します。
円の面積は πr2\pi r^2 であり、ここで r=1r = 1 なので、面積は π\pi となります。円の4分の1の面積は π4\frac{\pi}{4} となります。
したがって、
011x2dx=π4\int_{0}^{1} \sqrt{1 - x^2} dx = \frac{\pi}{4}
もし、積分区間が x=0x = 0 から x=2x = 2 であった場合、被積分関数 1x2\sqrt{1-x^2}xx が 1 より大きい範囲で定義されないので、積分は定義されません。

3. 最終的な答え

積分区間が x=0x=0 から x=1x=1 であると仮定した場合、最終的な答えは
π4\frac{\pi}{4}
となります。
積分区間が x=0x=0 から x=2x=2 の場合、積分は定義されません。

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