与えられた数列の和を求める問題です。数列は $1\cdot2 + 2\cdot3 + 3\cdot4 + \dots + n(n+1)$ で表されます。この和を $n$ の式で表す必要があります。

代数学数列シグマ公式
2025/7/25

1. 問題の内容

与えられた数列の和を求める問題です。数列は 12+23+34++n(n+1)1\cdot2 + 2\cdot3 + 3\cdot4 + \dots + n(n+1) で表されます。この和を nn の式で表す必要があります。

2. 解き方の手順

まず、数列の一般項を考えます。一般項は k(k+1)k(k+1) で表されます。したがって、求める和は k=1nk(k+1)\sum_{k=1}^{n} k(k+1) となります。
この和を計算するために、一般項を展開します。
k(k+1)=k2+kk(k+1) = k^2 + k
したがって、求める和は
k=1n(k2+k)=k=1nk2+k=1nk\sum_{k=1}^{n} (k^2 + k) = \sum_{k=1}^{n} k^2 + \sum_{k=1}^{n} k
となります。
k=1nk2\sum_{k=1}^{n} k^2k=1nk\sum_{k=1}^{n} k はそれぞれ公式で求めることができます。
k=1nk=n(n+1)2\sum_{k=1}^{n} k = \frac{n(n+1)}{2}
k=1nk2=n(n+1)(2n+1)6\sum_{k=1}^{n} k^2 = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6}
したがって、求める和は
k=1n(k2+k)=n(n+1)(2n+1)6+n(n+1)2\sum_{k=1}^{n} (k^2 + k) = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6} + \frac{n(n+1)}{2}
共通因数 n(n+1)n(n+1) でくくると
n(n+1)(2n+1)6+n(n+1)2=n(n+1)6[(2n+1)+3]\frac{n(n+1)(2n+1)}{6} + \frac{n(n+1)}{2} = \frac{n(n+1)}{6} [ (2n+1) + 3 ]
=n(n+1)6(2n+4)=n(n+1)(2n+4)6=2n(n+1)(n+2)6= \frac{n(n+1)}{6} (2n+4) = \frac{n(n+1)(2n+4)}{6} = \frac{2n(n+1)(n+2)}{6}
=n(n+1)(n+2)3= \frac{n(n+1)(n+2)}{3}

3. 最終的な答え

n(n+1)(n+2)3\frac{n(n+1)(n+2)}{3}

「代数学」の関連問題

問題は2つあります。 問1:2次方程式 $3x^2 + 5x = 2$ を解く。 問2:2500円のおもちゃを買うために、毎日100円硬貨か50円硬貨のどちらか1枚を貯金箱に入れる。31日後にちょうど...

二次方程式因数分解連立方程式文章問題
2025/7/26

与えられた問題は、以下の2つの不等式が成り立つことを示す問題です。 (1) $|x + y| \leq |x| + |y|$ (三角不等式) (2) $||x| - |y|| \leq |x - y|...

絶対値不等式三角不等式証明
2025/7/26

$2ax^2 - 16ax + 30a$ を因数分解してください。

因数分解平方根大小比較数式変形
2025/7/26

この問題は、以下の3つの小問から構成されています。 (1) 連立方程式 $\begin{cases} 2x+5y=-44 \\ 2x-3y=36 \end{cases}$ を解く。 (2) $2ax^...

連立方程式因数分解平方根大小比較
2025/7/26

$(x+2y)(x-8y)$ を展開する問題です。

展開一次関数式の計算直線の式
2025/7/26

方程式 $5x = 8 - x$ を解いて、$x$ の値を求める問題です。

一次方程式方程式の解法代数
2025/7/26

問題は以下の3つの計算問題を解くことです。 (1) $(+7) + (-3)$ (2) $2(3x - y)$ (3) $\sqrt{18} - \sqrt{8}$

加法分配法則平方根の計算
2025/7/26

方程式 $|x^2 - x - 2| - x + k = 0$ の実数解の個数が3個以上となる $k$ の値の範囲を求めよ。

方程式絶対値グラフ二次関数
2025/7/26

2つの自然数があり、それらの和は82です。大きい方の数 $x$ を3で割ると、商は小さい方の数 $y$ より8大きくなり、余りは2になります。このとき、$x$と$y$を求めるための連立方程式を作り、2...

連立方程式文章問題一次方程式
2025/7/26

放物線 $G: y = x^2 + ax + b$ が点 $(0, 2)$ と $(1, 1)$ を通る。 (1) $a, b$ の値をそれぞれ求め、放物線 $G$ の頂点の座標を求める。 (2) (...

二次関数放物線平行移動対称移動グラフ
2025/7/26