直方体 ABCD-EFGH において、$\overrightarrow{AB} = \vec{b}$, $\overrightarrow{AD} = \vec{d}$, $\overrightarrow{AE} = \vec{e}$とする。 (1) $\overrightarrow{BH}$ を $\vec{b}, \vec{d}, \vec{e}$ で表せ。 (2) 線分 BH を 1:2 の比に内分する点を P とするとき、$\overrightarrow{AP}$ を $\vec{b}, \vec{d}, \vec{e}$ で表せ。

幾何学ベクトル空間ベクトル直方体内分点
2025/7/25

1. 問題の内容

直方体 ABCD-EFGH において、AB=b\overrightarrow{AB} = \vec{b}, AD=d\overrightarrow{AD} = \vec{d}, AE=e\overrightarrow{AE} = \vec{e}とする。
(1) BH\overrightarrow{BH}b,d,e\vec{b}, \vec{d}, \vec{e} で表せ。
(2) 線分 BH を 1:2 の比に内分する点を P とするとき、AP\overrightarrow{AP}b,d,e\vec{b}, \vec{d}, \vec{e} で表せ。

2. 解き方の手順

(1) BH\overrightarrow{BH}b,d,e\vec{b}, \vec{d}, \vec{e} で表す。
BH=BA+AE+EH\overrightarrow{BH} = \overrightarrow{BA} + \overrightarrow{AE} + \overrightarrow{EH}
BA=AB=b\overrightarrow{BA} = -\overrightarrow{AB} = -\vec{b}
AE=e\overrightarrow{AE} = \vec{e}
EH=AD=d\overrightarrow{EH} = \overrightarrow{AD} = \vec{d}
よって、
BH=b+e+d=db+e\overrightarrow{BH} = -\vec{b} + \vec{e} + \vec{d} = \vec{d} - \vec{b} + \vec{e}
(2) 線分 BH を 1:2 の比に内分する点を P とするとき、AP\overrightarrow{AP}b,d,e\vec{b}, \vec{d}, \vec{e} で表す。
BP=13BH\overrightarrow{BP} = \frac{1}{3} \overrightarrow{BH}
AP=AB+BP\overrightarrow{AP} = \overrightarrow{AB} + \overrightarrow{BP}
AP=b+13(db+e)\overrightarrow{AP} = \vec{b} + \frac{1}{3} (\vec{d} - \vec{b} + \vec{e})
AP=b+13d13b+13e\overrightarrow{AP} = \vec{b} + \frac{1}{3} \vec{d} - \frac{1}{3} \vec{b} + \frac{1}{3} \vec{e}
AP=23b+13d+13e\overrightarrow{AP} = \frac{2}{3} \vec{b} + \frac{1}{3} \vec{d} + \frac{1}{3} \vec{e}

3. 最終的な答え

(1) BH=db+e\overrightarrow{BH} = \vec{d} - \vec{b} + \vec{e}
(2) AP=23b+13d+13e\overrightarrow{AP} = \frac{2}{3} \vec{b} + \frac{1}{3} \vec{d} + \frac{1}{3} \vec{e}

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