原点を中心とする半径2の円Cに、点P(3,5)から2本の接線を引く。接点をそれぞれA, Bとする。 (1) 直線ABの方程式を求める。 (2) 直線AB上の点Qで、線分PQの長さが最小となるような点Qの座標を求める。
2025/7/26
1. 問題の内容
原点を中心とする半径2の円Cに、点P(3,5)から2本の接線を引く。接点をそれぞれA, Bとする。
(1) 直線ABの方程式を求める。
(2) 直線AB上の点Qで、線分PQの長さが最小となるような点Qの座標を求める。
2. 解き方の手順
(1) 直線ABの方程式を求める。
点P(3,5)から円 に引いた2本の接線の接点A, Bを通る直線の方程式は、点Pが円外にあるとき、で与えられる。
(2) 線分PQの長さが最小となる点Qの座標を求める。
線分PQの長さが最小になるのは、点Qが直線AB上で、かつ直線OPと直線ABが垂直に交わるときである。
直線OPの傾きは なので、直線ABの傾きは である。
また、直線OPと直線ABの交点Qは、直線AB上でPQが最小となる点である。
点Qは直線 上にあるので、点Qの座標を とすると、を満たす。
また、点Qは原点Oと点P(3,5)を結ぶ直線上にあるので、点Qの座標をと表せる。
これをに代入すると、
したがって、点Qの座標は、となる。
3. 最終的な答え
直線ABの方程式は、。
点Qの座標は、。