ある高等学校の1年生全員が長椅子に座る時、1脚に6人ずつ座ると15人が座れなくなり、1脚に7人ずつ座ると長椅子が3脚余る。長椅子の数は何脚以上何脚以下か。
2025/7/25
1. 問題の内容
ある高等学校の1年生全員が長椅子に座る時、1脚に6人ずつ座ると15人が座れなくなり、1脚に7人ずつ座ると長椅子が3脚余る。長椅子の数は何脚以上何脚以下か。
2. 解き方の手順
長椅子の数を 脚とする。
1脚に6人ずつ座った場合、全体の人数は 人となる。
1脚に7人ずつ座った場合、3脚余るので実際に使った長椅子は 脚である。全体の人数は 人となる。
この時、誰も座っていない長椅子が存在する可能性がある。長椅子が3脚余るというのは、誰も座っていない長椅子が0脚、1脚、2脚の場合がある。全員座っている長椅子が 脚の場合もあり得る。
長椅子の数 の取りうる範囲を考える。
6人ずつ座った場合の人数の式と、7人ずつ座った場合の人数の式を比較して、不等式を立てる。
7人ずつ座った場合は、3脚以上余ることから、実際に使った椅子の数は 脚以下である。
空き椅子の数が3脚の場合、 と考えることができる。
したがって、が成り立つ。
まず、 を解く。
したがって、
次に、 を解く。
したがって、
3. 最終的な答え
長椅子の数は36脚以上43脚以下。