座標空間に点 $O(0,0,0)$, $A(3, 3, -6)$, $B(2+2\sqrt{3}, 2-2\sqrt{3}, -4)$ があり、3点 $O$, $A$, $B$ の定める平面を $\alpha$ とします。平面 $\alpha$ 上にある点 $C$ は $OA \perp OC$ かつ $OB \cdot OC = 24$ を満たします。 (1) $|OA|$ と $|OB|$ と $OA \cdot OB$ を求めます。 (2) 点 $C$ は平面 $\alpha$ 上にあるので、実数 $s$, $t$ を用いて $\overrightarrow{OC} = s\overrightarrow{OA} + t\overrightarrow{OB}$ と表せます。このとき $s$, $t$ を求め、$|OC|$ を求めます。 (3) $\overrightarrow{CB}$ を求めます。四角形 $OABC$ の形状を答え、その面積を求めます。 (4) $OA \perp OD$, $OC \cdot OD = 2\sqrt{6}$ かつ $z$ 座標が 1 であるような点 $D$ の座標を求め、$\angle COD$ を求めます。3点 $O$, $C$, $D$ の定める平面を $\beta$ とするとき、$\alpha$ と $\beta$ は垂直なので、三角形 $ABC$ を底面とする四面体 $DABC$ の高さを求め、その体積を求めます。

幾何学ベクトル空間ベクトル内積平面四面体体積
2025/7/25
はい、この数学の問題を解きましょう。

1. 問題の内容

座標空間に点 O(0,0,0)O(0,0,0), A(3,3,6)A(3, 3, -6), B(2+23,223,4)B(2+2\sqrt{3}, 2-2\sqrt{3}, -4) があり、3点 OO, AA, BB の定める平面を α\alpha とします。平面 α\alpha 上にある点 CCOAOCOA \perp OC かつ OBOC=24OB \cdot OC = 24 を満たします。
(1) OA|OA|OB|OB|OAOBOA \cdot OB を求めます。
(2) 点 CC は平面 α\alpha 上にあるので、実数 ss, tt を用いて OC=sOA+tOB\overrightarrow{OC} = s\overrightarrow{OA} + t\overrightarrow{OB} と表せます。このとき ss, tt を求め、OC|OC| を求めます。
(3) CB\overrightarrow{CB} を求めます。四角形 OABCOABC の形状を答え、その面積を求めます。
(4) OAODOA \perp OD, OCOD=26OC \cdot OD = 2\sqrt{6} かつ zz 座標が 1 であるような点 DD の座標を求め、COD\angle COD を求めます。3点 OO, CC, DD の定める平面を β\beta とするとき、α\alphaβ\beta は垂直なので、三角形 ABCABC を底面とする四面体 DABCDABC の高さを求め、その体積を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
OA=32+32+(6)2=9+9+36=54=36|OA| = \sqrt{3^2 + 3^2 + (-6)^2} = \sqrt{9 + 9 + 36} = \sqrt{54} = 3\sqrt{6}
OB=(2+23)2+(223)2+(4)2=4+83+12+483+12+16=48=43|OB| = \sqrt{(2+2\sqrt{3})^2 + (2-2\sqrt{3})^2 + (-4)^2} = \sqrt{4 + 8\sqrt{3} + 12 + 4 - 8\sqrt{3} + 12 + 16} = \sqrt{48} = 4\sqrt{3}
OAOB=3(2+23)+3(223)+(6)(4)=6+63+663+24=36OA \cdot OB = 3(2+2\sqrt{3}) + 3(2-2\sqrt{3}) + (-6)(-4) = 6 + 6\sqrt{3} + 6 - 6\sqrt{3} + 24 = 36
(2)
OC=sOA+tOB\overrightarrow{OC} = s\overrightarrow{OA} + t\overrightarrow{OB} より C(3s+(2+23)t,3s+(223)t,6s4t)C(3s + (2+2\sqrt{3})t, 3s + (2-2\sqrt{3})t, -6s - 4t)
OAOCOA \perp OC より OAOC=0OA \cdot OC = 0
3(3s+(2+23)t)+3(3s+(223)t)6(6s4t)=03(3s + (2+2\sqrt{3})t) + 3(3s + (2-2\sqrt{3})t) - 6(-6s - 4t) = 0
9s+(6+63)t+9s+(663)t+36s+24t=09s + (6+6\sqrt{3})t + 9s + (6-6\sqrt{3})t + 36s + 24t = 0
54s+36t=054s + 36t = 0
3s+2t=03s + 2t = 0
s=23ts = -\frac{2}{3}t
OBOC=24OB \cdot OC = 24
(2+23)(3s+(2+23)t)+(223)(3s+(223)t)4(6s4t)=24(2+2\sqrt{3})(3s + (2+2\sqrt{3})t) + (2-2\sqrt{3})(3s + (2-2\sqrt{3})t) - 4(-6s - 4t) = 24
(6+63)s+(4+83+12)t+(663)s+(483+12)t+24s+16t=24(6+6\sqrt{3})s + (4 + 8\sqrt{3} + 12)t + (6-6\sqrt{3})s + (4 - 8\sqrt{3} + 12)t + 24s + 16t = 24
(6+63+663+24)s+(16+16+16)t=24(6+6\sqrt{3} + 6-6\sqrt{3} + 24)s + (16+16+16)t = 24
36s+48t=2436s + 48t = 24
3s+4t=23s + 4t = 2
3(23t)+4t=23(-\frac{2}{3}t) + 4t = 2
2t+4t=2-2t + 4t = 2
2t=22t = 2
t=1t = 1
s=23s = -\frac{2}{3}
OC=23OA+OB\overrightarrow{OC} = -\frac{2}{3}\overrightarrow{OA} + \overrightarrow{OB}
C(23(3)+2+23,23(3)+223,23(6)4)=C(2+2+23,2+223,44)=C(23,23,0)C(-\frac{2}{3}(3) + 2+2\sqrt{3}, -\frac{2}{3}(3) + 2-2\sqrt{3}, -\frac{2}{3}(-6) - 4) = C(-2+2+2\sqrt{3}, -2+2-2\sqrt{3}, 4-4) = C(2\sqrt{3}, -2\sqrt{3}, 0)
OC=(23)2+(23)2+02=12+12=24=26|OC| = \sqrt{(2\sqrt{3})^2 + (-2\sqrt{3})^2 + 0^2} = \sqrt{12 + 12} = \sqrt{24} = 2\sqrt{6}

3. 最終的な答え

(1) OA=36|OA| = 3\sqrt{6}, OB=43|OB| = 4\sqrt{3}, OAOB=36OA \cdot OB = 36
(2) s=23s = -\frac{2}{3}, t=1t = 1, OC=26|OC| = 2\sqrt{6}

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