関数 $y = -3\sin^2\theta + 3\cos\theta + 5$ について、$\frac{\pi}{3} \leq \theta \leq \pi$ の範囲で考える。 $t = \cos\theta$ とおいたとき、$t$ のとりうる値の範囲と、$y$ を $t$ の式で表す。 さらに、$-3\sin^2\theta + 3\cos\theta + 5 = k$ を満たす $\theta$ が $\frac{\pi}{3} \leq \theta \leq \pi$ の範囲に2個あるとき、$k$ のとりうる値の範囲を求める。
2025/7/25
1. 問題の内容
関数 について、 の範囲で考える。
とおいたとき、 のとりうる値の範囲と、 を の式で表す。
さらに、 を満たす が の範囲に2個あるとき、 のとりうる値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) のとりうる値の範囲を求める。
の範囲が なので、 の範囲は 。
(2) を の式で表す。
より、
。
(3) を満たす が の範囲に2個あるときの の範囲を求める。
より、。
であるから、 の範囲に異なる2つの解を持つ条件を考える。
とおくと、。
これは下に凸な放物線で、軸は 。
のとき、。
のとき、。
が と一対一に対応するのは のとき。
または のとき、 は一つに定まる。
について、 の範囲に2つの解を持つ条件は、
。
3. 最終的な答え
のとりうる値の範囲:
を の式で表すと:
のとりうる値の範囲: