(1) y=x+2−x2 について まず、定義域を調べます。根号の中身が0以上になる必要があるので、2−x2≥0。 これから x2≤2となり、−2≤x≤2です。 次に、微分して増減を調べます。
dxdy=1+22−x21(−2x)=1−2−x2x dxdy=0 となる x を求めます。 1=2−x2x 2−x2=x 両辺を2乗して 2−x2=x2 定義域を考慮して、x=1のみが解となります。 増減表を作成します。
| x | −2 | ... | 1 | ... | 2 | |---|---|---|---|---|---|
| dy/dx | | - | 0 | + | |
| y | −2 | ↘ | 2 | ↗ | 2 | したがって、x=1 のとき極小値かつ最小値 y=2 をとります。 また、x=−2 のとき y=−2 、x=2 のとき y=2です。 したがって、最大値はy=2 (x=1のとき)であり、最小値はy=−2 (x=−2のとき)です。 (2) y=x3+x38 (ただし 1≤x≤2) について まず、微分して増減を調べます。
dxdy=3x2−x424=3(x2−x48) =x43(x6−8) dxdy=0 となる x を求めます。 x=68=2 1≤x≤2 の範囲なので、この値は範囲に含まれます。 増減表を作成します。
| x | 1 | ... | 2 | ... | 2 | |---|---|---|---|---|---|
| dy/dx | - | - | 0 | + | + |
| y | 9 | ↘ | 42 | ↗ | 9 | したがって、x=2 のとき極小値かつ最小値 y=22+228=22+24=22+22=42 をとります。 また、x=1 のとき y=1+8=9、x=2 のとき y=8+1=9です。 したがって、最大値は y=9 (x=1,2のとき)であり、最小値は y=42 (x=2のとき)です。