AとBの2つの給水管を持つ水槽がある。Aは毎分1リットル、Bは毎分2リットルの割合で給水する。最初はAのみで給水し、途中からAとBの両方で給水する。給水開始から $x$ 分後の水槽の水の量を $y$ リットルとする。 (1) AとBの両方を使って給水しているときの $x$ と $y$ の関係式を求めよ。 (2) Bを開いたのは給水開始から何分後か求めよ。

代数学一次関数文章問題連立方程式
2025/7/26

1. 問題の内容

AとBの2つの給水管を持つ水槽がある。Aは毎分1リットル、Bは毎分2リットルの割合で給水する。最初はAのみで給水し、途中からAとBの両方で給水する。給水開始から xx 分後の水槽の水の量を yy リットルとする。
(1) AとBの両方を使って給水しているときの xxyy の関係式を求めよ。
(2) Bを開いたのは給水開始から何分後か求めよ。

2. 解き方の手順

(1) Aのみで給水しているときのグラフの傾きを求める。これはAの給水速度である毎分1リットルを表している。グラフより、xx 分後の水の量は y=xy=x である。
次に、AとBの両方で給水しているときのグラフの傾きを求める。Aは毎分1リットル、Bは毎分2リットルなので、AとBの両方で給水すると、毎分3リットルになる。
グラフより、給水開始から48分後には70リットルになっている。Aのみで給水していた時のグラフとAとB両方で給水している時のグラフの交点の xx 座標を tt とおく。
Aのみで給水していた時は tt 分間で tt リットル溜まっている。
AとB両方で給水していた時間は (48t)(48-t) 分間である。
したがって、AとB両方で給水していた間に 3(48t)3(48-t) リットル溜まる。
よって、
t+3(48t)=70t + 3(48-t) = 70
t+1443t=70t + 144 - 3t = 70
2t=74-2t = -74
t=37t = 37
Bを開いたのは37分後である。
次に、AとBの両方を使って給水しているときの xxyy の関係式を求める。傾きは3である。
AとB両方で給水を始めてから xx 分後の水の量を yy リットルとすると、
y=3x+by = 3x + b
という式で表せる。
Bを開いてから11分後に満水になっているため
70リットルになるまでに11分かかるので
xx 分後と読み替えるため
y=3(x37)+37y = 3(x-37) + 37
y=3x111+37y = 3x - 111 + 37
y=3x74y = 3x - 74
(2) Bを開いたのは、Aのみで給水していたときから、AとB両方で給水するようになった時点なので、(1)で計算した tt の値が答えである。

3. 最終的な答え

(1) y=3x74y=3x-74
(2) 37分後

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