不等式 $(\frac{1}{3})^n < 0.001$ を満たす最小の整数 $n$ を求める問題です。ただし、$\log_{10} 2 = 0.3010$、$\log_{10} 3 = 0.4771$ を用います。

代数学不等式対数常用対数指数整数
2025/7/26

1. 問題の内容

不等式 (13)n<0.001(\frac{1}{3})^n < 0.001 を満たす最小の整数 nn を求める問題です。ただし、log102=0.3010\log_{10} 2 = 0.3010log103=0.4771\log_{10} 3 = 0.4771 を用います。

2. 解き方の手順

まず、与えられた不等式の両辺の常用対数をとります。
log10(13)n<log100.001\log_{10} \left( \frac{1}{3} \right)^n < \log_{10} 0.001
対数の性質より、
nlog10(13)<log10103n \log_{10} \left( \frac{1}{3} \right) < \log_{10} 10^{-3}
n(log101log103)<3n (\log_{10} 1 - \log_{10} 3) < -3
log101=0\log_{10} 1 = 0 なので、
nlog103<3-n \log_{10} 3 < -3
両辺を 1-1 で割ると、不等号の向きが変わります。
nlog103>3n \log_{10} 3 > 3
nn について解きます。
n>3log103n > \frac{3}{\log_{10} 3}
与えられた値 log103=0.4771\log_{10} 3 = 0.4771 を代入します。
n>30.4771n > \frac{3}{0.4771}
n>6.287...n > 6.287...
nn は整数なので、不等式を満たす最小の整数は7です。

3. 最終的な答え

7

「代数学」の関連問題

問題は2つあります。 問1:2次方程式 $3x^2 + 5x = 2$ を解く。 問2:2500円のおもちゃを買うために、毎日100円硬貨か50円硬貨のどちらか1枚を貯金箱に入れる。31日後にちょうど...

二次方程式因数分解連立方程式文章問題
2025/7/26

与えられた問題は、以下の2つの不等式が成り立つことを示す問題です。 (1) $|x + y| \leq |x| + |y|$ (三角不等式) (2) $||x| - |y|| \leq |x - y|...

絶対値不等式三角不等式証明
2025/7/26

$2ax^2 - 16ax + 30a$ を因数分解してください。

因数分解平方根大小比較数式変形
2025/7/26

この問題は、以下の3つの小問から構成されています。 (1) 連立方程式 $\begin{cases} 2x+5y=-44 \\ 2x-3y=36 \end{cases}$ を解く。 (2) $2ax^...

連立方程式因数分解平方根大小比較
2025/7/26

$(x+2y)(x-8y)$ を展開する問題です。

展開一次関数式の計算直線の式
2025/7/26

方程式 $5x = 8 - x$ を解いて、$x$ の値を求める問題です。

一次方程式方程式の解法代数
2025/7/26

問題は以下の3つの計算問題を解くことです。 (1) $(+7) + (-3)$ (2) $2(3x - y)$ (3) $\sqrt{18} - \sqrt{8}$

加法分配法則平方根の計算
2025/7/26

方程式 $|x^2 - x - 2| - x + k = 0$ の実数解の個数が3個以上となる $k$ の値の範囲を求めよ。

方程式絶対値グラフ二次関数
2025/7/26

2つの自然数があり、それらの和は82です。大きい方の数 $x$ を3で割ると、商は小さい方の数 $y$ より8大きくなり、余りは2になります。このとき、$x$と$y$を求めるための連立方程式を作り、2...

連立方程式文章問題一次方程式
2025/7/26

放物線 $G: y = x^2 + ax + b$ が点 $(0, 2)$ と $(1, 1)$ を通る。 (1) $a, b$ の値をそれぞれ求め、放物線 $G$ の頂点の座標を求める。 (2) (...

二次関数放物線平行移動対称移動グラフ
2025/7/26