まず、反力を求める。トラス全体に作用する外力は、節点GとKにそれぞれ5kNの鉛直下向きの力である。したがって、合計10kNの力が下向きに作用する。
VA+VB=10kN A点を中心としたモーメントの釣り合いを考えると、 VB×9000−5kN×3000−5kN×6000=0 VB×9000=45000 VB=5kN したがって、
VA=10kN−VB=10kN−5kN=5kN 水平方向の反力は存在しないので、
次に、各部材軸力を求める。
(1) 部材 NCG、NEG、NEF の軸力 左端から2番目の節点C、G、Eを通るように切断する。切断された左側の部分の力の釣り合いを考える。
鉛直方向の力の釣り合いより、
VA−5kN+NEGsin60∘=0 5kN−5kN+NEGsin60∘=0 NCGは水平方向の力のつり合いを考える際に現れる。 ∑Fx=0より、NCG+NEF+NEGcos60∘=0 ∑ME=0より、NCG×3000=VA×3000=5kN×3000 NCG=5kN NEFは、水平方向の力のつり合いから、NEF=−NCG−NEGcos60∘=−5kN (2) 部材 NHJ、NIJ、NIK の軸力 中央付近の節点H、J、I、Kを通るように切断する。切断された左側の部分の力の釣り合いを考える。
∑MH=0より、VA×3000+NIK×3000=5000×3000 NIK=−5kN ∑Fy=0より、VA−5+NHJsin60∘=0 5−5+NHJsin60∘=0 NHJ=0kN 水平方向の力のつり合いより、
−NIJ−NIK−NHJcos60∘+NCG+NEF=0 −NIJ−NIK+NCG+NEF=0 −NIJ+5=0