まず、支点反力を計算します。
トラス全体に対して力の釣り合いを考えます。鉛直方向の力の釣り合い、水平方向の力の釣り合い、およびモーメントの釣り合いを考慮します。
トラス構造全体の長さを L とすると、L=3000×6=18000 mm です。 支点A, B の鉛直反力をそれぞれ VA, VB とし、支点A の水平反力を HA とします。 鉛直方向の力の釣り合いより:
VA+VB=5kN+5kN=10kN 水平方向の力の釣り合いより:
A点まわりのモーメントの釣り合いより:
VB×L=5kN×3000×2+5kN×3000×4=5kN×6000+5kN×12000=30000kNmm+60000kNmm=90000kNmm VB=1800090000=5kN したがって、VA=10kN−VB=10kN−5kN=5kN 次に、切断法を用いて部材軸力を計算します。
* **切断1:** 部材 CG, EG, EF を切断します。左側部分を取り出し、C点まわりのモーメントの釣り合いを考えると、NEF が求まります。その後、鉛直方向の力の釣り合いを考慮すると NEG が求まります。また、水平方向の力の釣り合いを考慮するとNCGが求まります。 NEFの作用線を延長し、C点までの距離を考えます。 正三角形の一辺の長さは3000mmであり、高さは 3000sin60∘=3000×23≈2598 mmとなります。 C点のモーメントの釣り合いを考えると、 VA×3000−NEF×2598=0 5×3000=NEF×2598 NEF=259815000≈5.77kN(圧縮) 鉛直方向の力の釣り合いを考えると、VA+NEGsin60∘=0 NEG=−sin60∘5=−235=−310≈−5.77kN(引張) 水平方向の力の釣り合いを考えると、−NCG−NEF−NEGcos60∘=0 −NCG−5.77+5.77×21=0 NCG=−2.89kN(圧縮) * **切断2:** 部材 HJ, IJ, IK を切断します。左側部分を取り出し、J点まわりのモーメントの釣り合いを考えると、NIK が求まります。その後、鉛直方向の力の釣り合いを考慮すると NHJ が求まります。また、水平方向の力の釣り合いを考慮するとNIJが求まります。 J点のモーメントの釣り合いを考えると、 VA×9000−5×3000−NIK×2598=0 5×9000−15000=NIK×2598 45000−15000=NIK×2598 NIK=259830000≈11.55kN(圧縮) 鉛直方向の力の釣り合いを考えると、VA−5+NHJsin60∘=0 NHJ=sin60∘5−VA=sin60∘5−5=0kN 水平方向の力の釣り合いを考えると、−NIJ−NIK−NHJcos60∘=0 −NIJ−11.55=0 NIJ=−11.55kN(圧縮)