AさんとBさんがじゃんけんカードで遊んでいる。 (1) Aさんがグーとチョキのカードを2枚、Bさんがグーとパーのカードを2枚持っているとき、AさんがBさんに勝つ確率を求める。 (2) Aさんが2枚、Bさんがグー、パー、パーの3枚のカードを持っているとき、AさんがBさんに勝つ確率が1/2となるようなAさんの2枚のカードの組み合わせを求める。

確率論・統計学確率場合の数じゃんけん
2025/4/4

1. 問題の内容

AさんとBさんがじゃんけんカードで遊んでいる。
(1) Aさんがグーとチョキのカードを2枚、Bさんがグーとパーのカードを2枚持っているとき、AさんがBさんに勝つ確率を求める。
(2) Aさんが2枚、Bさんがグー、パー、パーの3枚のカードを持っているとき、AさんがBさんに勝つ確率が1/2となるようなAさんの2枚のカードの組み合わせを求める。

2. 解き方の手順

(1)
Aさんの出すカードはグーとチョキ、Bさんの出すカードはグーとパーである。
AさんがBさんに勝つのは、AがグーでBがパーの場合、またはAがチョキでBがグーの場合である。
Aさんがグーを出す確率は1/2、Bさんがパーを出す確率は1/2なので、AがグーでBがパーである確率は
12×12=14 \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4}
Aさんがチョキを出す確率は1/2、Bさんがグーを出す確率は1/2なので、AがチョキでBがグーである確率は
12×12=14 \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = \frac{1}{4}
よって、AさんがBさんに勝つ確率は
14+14=12 \frac{1}{4} + \frac{1}{4} = \frac{1}{2}
(2)
Bさんのカードはグー、パー、パーの3枚である。
Aさんのカードの組み合わせを考える。
* グー、グーのとき:
Aさんが勝つのは、AがグーでBがパーの場合。確率は 0×23=0 0 \times \frac{2}{3} = 0
* チョキ、チョキのとき:
Aさんが勝つのは、AがチョキでBがグーの場合。確率は 1×13=13 1 \times \frac{1}{3} = \frac{1}{3}
* パー、パーのとき:
Aさんが勝つのは、AがパーでBがグーの場合。確率は 1×13=13 1 \times \frac{1}{3} = \frac{1}{3}
* グー、チョキのとき:
AがグーのときBがパーで勝つ確率は 12×23=13 \frac{1}{2} \times \frac{2}{3} = \frac{1}{3}
AがチョキのときBがグーで勝つ確率は 12×13=16 \frac{1}{2} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{6}
よってAが勝つ確率は 13+16=12 \frac{1}{3} + \frac{1}{6} = \frac{1}{2}
* グー、パーのとき:
AがグーのときBがパーで勝つ確率は 12×23=13 \frac{1}{2} \times \frac{2}{3} = \frac{1}{3}
AがパーのときBがグーで勝つ確率は 12×13=16 \frac{1}{2} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{6}
よってAが勝つ確率は 13+16=12 \frac{1}{3} + \frac{1}{6} = \frac{1}{2}
* チョキ、パーのとき:
AがチョキのときBがグーで勝つ確率は 12×13=16 \frac{1}{2} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{6}
AがパーのときBがグーで勝つ確率は 12×13=16 \frac{1}{2} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{6}
よってAが勝つ確率は 16+16=13 \frac{1}{6} + \frac{1}{6} = \frac{1}{3}
AさんがBさんに勝つ確率が1/2となるのは、Aさんのカードがグーとチョキのとき、またはグーとパーのとき。

3. 最終的な答え

(1) 12\frac{1}{2}
(2) グーとチョキ、グーとパー

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