この極限を求めるために、ロピタルの定理またはテイラー展開を利用することができます。ここでは、テイラー展開を用いて解いていきます。
ex の x=0 におけるテイラー展開は次の通りです。 ex=1+x+2!x2+3!x3+... これを利用して、e2x と e−x をテイラー展開すると、 e2x=1+2x+2!(2x)2+3!(2x)3+...=1+2x+2x2+34x3+... e−x=1−x+2!(−x)2+3!(−x)3+...=1−x+2x2−6x3+... これらを元の式に代入します。
limx→0xe2x−e−x=limx→0x(1+2x+2x2+34x3+...)−(1−x+2x2−6x3+...) =limx→0x3x+23x2+69x3+... =limx→0(3+23x+23x2+...) x→0 のとき、23x,23x2,... は全て 0 に近づくため、 limx→0(3+23x+23x2+...)=3