与えられた式 $4x^2 + 10x - y^2 - y + 6$ を因数分解する問題です。

代数学因数分解多項式
2025/7/26

1. 問題の内容

与えられた式 4x2+10xy2y+64x^2 + 10x - y^2 - y + 6 を因数分解する問題です。

2. 解き方の手順

まず、4x2+10x+64x^2+10x+6の部分を因数分解することを考えます。
4x2+10x+6=2(2x2+5x+3)=2(2x+3)(x+1)4x^2 + 10x + 6 = 2(2x^2 + 5x + 3) = 2(2x+3)(x+1)
したがって、式は以下のようになります。
2(2x+3)(x+1)y2y2(2x+3)(x+1) - y^2 - y
次に、式全体を因数分解できる形にするために、2(2x+3)(x+1)2(2x+3)(x+1)の定数項に注目して、y2y- y^2 - yと組み合わせることを試みます。
4x2+10xy2y+64x^2 + 10x - y^2 - y + 6xxの2次式として見て平方完成を試みることもできますが、複雑になることが予想されます。
ここでは、与えられた式を以下のように変形し、因数分解を試みます。
4x2+10x+6y2y=4x2+10x+(6y2y)4x^2 + 10x + 6 - y^2 - y = 4x^2 + 10x + (6 - y^2 - y)
6y2y6 - y^2 - yの項が複雑なので、与えられた式を別の方法で整理してみます。
4x2+10xy2y+6=4x2+12x+92x3y2y4x^2+10x-y^2-y+6 = 4x^2+12x+9-2x-3-y^2-y
=(2x+3)22x3y2y= (2x+3)^2 - 2x - 3 - y^2 - y
=(2x+3)2(y2+y+2x+3)= (2x+3)^2 - (y^2+y+2x+3)
ここから因数分解を進めるのは難しそうです。
別の方法として、4x2+10xy2y+6=(ax+by+c)(dx+ey+f)4x^2+10x-y^2-y+6 = (ax+by+c)(dx+ey+f) となるように係数を決定することを試みます。
この方法も計算が複雑になるため、良い結果が得られなさそうです。
式全体をよく観察すると、4x2+10x+64x^2 + 10x + 6の部分をうまく利用することを考えます。
4x2+10xy2y+6=4x2+12x+92x3y2y4x^2+10x-y^2-y+6=4x^2+12x+9 -2x-3 -y^2-y
=(2x+3)22x3y2y=(2x+3)2(2x+3)y(y+1)=(2x+3)^2 -2x-3 -y^2-y = (2x+3)^2 - (2x+3) -y(y+1)
ここで、2x+3=A2x+3=Aとおくと、与式は
A2Ay(y+1)=A2Ay2yA^2-A-y(y+1)=A^2-A-y^2-y
=A2y2Ay=(Ay)(A+y)(A+y)=(A+y)(Ay1)= A^2 - y^2 -A -y = (A-y)(A+y) -(A+y) = (A+y)(A-y-1)
=(2x+3+y)(2x+3y1)=(2x+y+3)(2xy+2)=(2x+3+y)(2x+3-y-1)=(2x+y+3)(2x-y+2)

3. 最終的な答え

(2x+y+3)(2xy+2)(2x+y+3)(2x-y+2)

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