部分空間の次元が2となるということは、4つのベクトルの中に線形独立なベクトルが2つだけ存在し、残りの2つのベクトルはそれらの線形結合で表されるということです。
まず、a1とa2が線形独立であることを確認します。もし線形従属であれば、a2=ka1 となるスカラー k が存在します。しかし、a1の第一成分とa2の第一成分より、k=2でなければなりませんが、a1の第二成分とa2の第二成分は2⋅2=4=5であるため、線形独立です。 次に、a3とa4がa1とa2の線形結合で表されると仮定します。つまり、a3=sa1+ta2 および a4=ua1+va2となるスカラー s,t,u,v が存在します。 a3=sa1+ta2より、 12c−5=s123+t25c これは以下の連立方程式に対応します。
\begin{align*} \label{eq:1} s + 2t &= 1 \\ 2s + 5t &= 2c \\ 3s + ct &= -5 \end{align*}
第一式から s=1−2t を得ます。これを第二式に代入すると、 2(1−2t)+5t=2c 2−4t+5t=2c s=1−2(2c−2)=1−4c+4=5−4c これらを第三式に代入します。
3(5−4c)+c(2c−2)=−5 15−12c+2c2−2c=−5 2c2−14c+20=0 c2−7c+10=0 (c−2)(c−5)=0 したがって、c=2 または c=5です。 a4=ua1+va2より、 −c−76=u123+v25c これは以下の連立方程式に対応します。
\begin{align*} u + 2v &= -c \\ 2u + 5v &= -7 \\ 3u + cv &= 6 \end{align*}
\begin{align*} u + 2v &= -2 \\ 2u + 5v &= -7 \\ 3u + 2v &= 6 \end{align*}
第一式からu=−2−2vを得ます。これを第二式に代入すると、 2(−2−2v)+5v=−7 −4−4v+5v=−7 u=−2−2(−3)=4 これらを第三式に代入すると、
3(4)+2(−3)=12−6=6となり、これは正しいです。 したがって、c=2は条件を満たします。 \begin{align*} u + 2v &= -5 \\ 2u + 5v &= -7 \\ 3u + 5v &= 6 \end{align*}
第一式からu=−5−2vを得ます。これを第二式に代入すると、 2(−5−2v)+5v=−7 −10−4v+5v=−7 u=−5−2(3)=−11 これらを第三式に代入すると、
3(−11)+5(3)=−33+15=−18=6となり、これは正しくありません。 したがって、c=5は条件を満たしません。