初項から第7項までの和が3、初項から第14項までの和が18である等比数列について、公比を $r$ としたときの $r^7$ の値、初項から第21項までの和、第22項から第28項までの和を求める問題です。

代数学等比数列数列公比
2025/7/26

1. 問題の内容

初項から第7項までの和が3、初項から第14項までの和が18である等比数列について、公比を rr としたときの r7r^7 の値、初項から第21項までの和、第22項から第28項までの和を求める問題です。

2. 解き方の手順

等比数列の初項を aa、公比を rr とします。
初項から第 nn 項までの和を SnS_n とすると、
Sn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r} (ただし、r1r \neq 1)
問題文より、
S7=a(1r7)1r=3S_7 = \frac{a(1-r^7)}{1-r} = 3
S14=a(1r14)1r=18S_{14} = \frac{a(1-r^{14})}{1-r} = 18
S14=a(1(r7)2)1r=a(1r7)(1+r7)1r=18S_{14} = \frac{a(1-(r^7)^2)}{1-r} = \frac{a(1-r^7)(1+r^7)}{1-r} = 18
a(1r7)1r(1+r7)=18\frac{a(1-r^7)}{1-r} (1+r^7) = 18
3(1+r7)=183(1+r^7) = 18
1+r7=61+r^7 = 6
r7=5r^7 = 5
次に、初項から第21項までの和 S21S_{21} を求めます。
S21=a(1r21)1r=a(1(r7)3)1r=a(1r7)(1+r7+r14)1rS_{21} = \frac{a(1-r^{21})}{1-r} = \frac{a(1-(r^7)^3)}{1-r} = \frac{a(1-r^7)(1+r^7+r^{14})}{1-r}
S21=a(1r7)1r(1+r7+(r7)2)S_{21} = \frac{a(1-r^7)}{1-r} (1+r^7+(r^7)^2)
S21=3(1+5+52)=3(1+5+25)=3(31)=93S_{21} = 3(1+5+5^2) = 3(1+5+25) = 3(31) = 93
最後に、第22項から第28項までの和を求めます。
これは、S28S21S_{28} - S_{21} で求められます。
S28=a(1r28)1r=a(1(r7)4)1r=a(1r7)(1+r7+r14+r21)1rS_{28} = \frac{a(1-r^{28})}{1-r} = \frac{a(1-(r^7)^4)}{1-r} = \frac{a(1-r^7)(1+r^7+r^{14}+r^{21})}{1-r}
S28=3(1+5+52+53)=3(1+5+25+125)=3(156)=468S_{28} = 3(1+5+5^2+5^3) = 3(1+5+25+125) = 3(156) = 468
第22項から第28項までの和は S28S21=46893=375S_{28} - S_{21} = 468 - 93 = 375

3. 最終的な答え

r7=5r^7 = 5
初項から第21項までの和は 93
第22項から第28項までの和は 375

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