ベクトル関数 $\mathbf{F}_1(x,y,z) = (x-3y+5z)\mathbf{i} + (6y-4z+2x)\mathbf{j} + (4z-7x+4y)\mathbf{k}$ に対して、以下の積分を計算する。 (1) 閉曲面 $S_1$ 上の面積分 $\iint_{S_1} \mathbf{F}_1 \cdot \mathbf{n} dS$。ここで、$S_1$ は体積 7 の領域を囲む。 (2) 閉曲線 $C_2$ に沿った線積分 $\oint_{C_2} \mathbf{F}_1 \cdot d\mathbf{r}$。ここで、$C_2$ は $yz$ 平面にあり、$x$ が正の側から見て反時計回りであり、面積 2 の平面領域を囲む。
2025/7/26
## 問題3
1. 問題の内容
ベクトル関数 に対して、以下の積分を計算する。
(1) 閉曲面 上の面積分 。ここで、 は体積 7 の領域を囲む。
(2) 閉曲線 に沿った線積分 。ここで、 は 平面にあり、 が正の側から見て反時計回りであり、面積 2 の平面領域を囲む。
2. 解き方の手順
(1) 発散定理を用いる。発散定理は、閉曲面 で囲まれた体積 に対して、
である。 の発散を計算する。
したがって、
(2) ストークスの定理を用いる。ストークスの定理は、曲線 で囲まれた曲面 に対して、
の回転を計算する。
は 平面上にあるので、法線ベクトルは である。したがって、
ゆえに、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
## 問題4
1. 問題の内容
ベクトル関数 に対して、以下の積分を計算する。
(1) 閉曲面 上の面積分 。ここで、 は で定義される球面である。
(2) 閉曲線 に沿った線積分 。ここで、 は平面 にあり、 で定義される円である。
2. 解き方の手順
(1) 発散定理を用いる。 の発散を計算する。
したがって、
は半径 3 の球なので、体積は 。
(2) ストークスの定理を用いる。 の回転を計算する。
は平面 にあるので、法線ベクトルは である。したがって、
ゆえに、
は半径 2 の円なので、面積は 。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
## 問題5
1. 問題の内容
ベクトル関数 に対して、以下の積分を計算する。
(1) 領域 上の体積分 。ここで、 は , を満たす円柱である。
(2) 面領域 上の面積分 。ここで、 は平面 にあり、 を満たす円であり、単位法線ベクトル は が正の向きである。
2. 解き方の手順
とおく。ここで、、 である。
(1) の発散を計算する。
体積分を円柱座標系で計算する。, , であり、 である。
と置くと、 なので、 であり、、。
(2) の回転を計算する。
したがって、 である。 の法線ベクトルは なので、
面積分を極座標系で計算する。, , である。
上で計算したように、 なので、
3. 最終的な答え
(1)
(2)