行列 $A = \begin{pmatrix} a & 0 & 1 \\ 1 & a & 0 \\ 0 & 4 & -4 \end{pmatrix}$ が固有値0を持つとき、$a$ の値を求める。

代数学線形代数行列固有値行列式
2025/7/26

1. 問題の内容

行列 A=(a011a0044)A = \begin{pmatrix} a & 0 & 1 \\ 1 & a & 0 \\ 0 & 4 & -4 \end{pmatrix} が固有値0を持つとき、aa の値を求める。

2. 解き方の手順

行列 AA が固有値0を持つということは、AA の行列式が0であるということと同値です。したがって、det(A)=0det(A) = 0 を満たす aa を求めます。
行列式を計算すると、
det(A)=aa04401004+11a04det(A) = a \begin{vmatrix} a & 0 \\ 4 & -4 \end{vmatrix} - 0 \begin{vmatrix} 1 & 0 \\ 0 & -4 \end{vmatrix} + 1 \begin{vmatrix} 1 & a \\ 0 & 4 \end{vmatrix}
=a(a(4)04)+1(14a0)= a(a(-4) - 0 \cdot 4) + 1(1 \cdot 4 - a \cdot 0)
=a(4a)+4= a(-4a) + 4
=4a2+4= -4a^2 + 4
したがって、 4a2+4=0-4a^2 + 4 = 0 を解きます。
4a2+4=0-4a^2 + 4 = 0
4a2=4-4a^2 = -4
a2=1a^2 = 1
a=±1a = \pm 1

3. 最終的な答え

a=1,1a = 1, -1

「代数学」の関連問題

与えられた連立不等式を解きます。 (1) $\begin{cases} 2x-3<5 \\ 3x+2 \ge 8 \end{cases}$ (3) $\begin{cases} 7(x+2) > 4x...

連立不等式不等式一次不等式
2025/7/26

$n$次正方行列$A$が任意の$n$次正方行列$B$と可換ならば、$A$はスカラー行列であることを示す。

線形代数行列可換スカラー行列行列の性質
2025/7/26

数列 $\{a_n\}$ は、初期値 $a_1 = 2$, $a_2 = 3$ と漸化式 $a_{n+2} = a_{n+1} + 2a_n$ で定義される。この数列の一般項 $a_n$ を求める問題...

数列漸化式一般項特性方程式
2025/7/26

$n$ を自然数とする。2つの数 $x, y$ の和 $x+y$ と積 $xy$ が整数であるとき、$x^n + y^n$ が整数であることを数学的帰納法を用いて証明せよ。

数学的帰納法整数の性質多項式
2025/7/26

方程式 $\frac{2}{x} + \frac{3}{y} = 1$ を満たす正の整数の組 $(x, y)$ をすべて求め、 $x$ が小さい順に並べる。

方程式整数解因数分解約数
2025/7/26

一次関数 $y=3x-4$ において、$x$ の変域が $-1 < x \le 3$ のとき、$y$ の変域を求める問題です。求めるべきは、$y$ の変域における最小値(ツ)と最大値(テ)です。

一次関数変域最大値最小値
2025/7/26

一次関数 $y = -x + 2$ において、$x \geq 2$ のとき、$y$ の変域を求める問題です。

一次関数変域不等式
2025/7/26

与えられた選択肢の中から、以下の条件を満たす一次関数を選ぶ問題です。 * グラフの傾きが4であるもの * グラフが点(0, 3)を通るもの * グラフが直線 $y=2x-1$ と平行である...

一次関数傾きy切片平行グラフ
2025/7/26

一次関数 $y = -2x + 1$ のグラフとして、選択肢の①から④のどれが適切かを選ぶ問題です。

一次関数グラフ傾き切片
2025/7/26

面積が50 cm²の平行四辺形の高さを $x$ cm、底辺を $y$ cmとするとき、$y$ を $x$ の式で表すとどうなるか、また、$y$ は $x$ の一次関数かどうかを答える問題です。

一次関数面積分数関数
2025/7/26