余因子行列を求めるには、まず与えられた行列の各成分に対する余因子を計算し、それらを並べた行列の転置を求めます。
* 各成分の余因子を計算します。
余因子 Cij は、行列 A から i 行と j 列を取り除いた部分行列の行列式に (−1)i+j をかけたものです。 C11=(−1)1+15869=(5×9)−(6×8)=45−48=−3 C12=(−1)1+24769=−((4×9)−(6×7))=−(36−42)=6 C13=(−1)1+34758=(4×8)−(5×7)=32−35=−3 C21=(−1)2+12839=−((2×9)−(3×8))=−(18−24)=6 C22=(−1)2+21739=(1×9)−(3×7)=9−21=−12 C23=(−1)2+31728=−((1×8)−(2×7))=−(8−14)=6 C31=(−1)3+12536=(2×6)−(3×5)=12−15=−3 C32=(−1)3+21436=−((1×6)−(3×4))=−(6−12)=6 C33=(−1)3+31425=(1×5)−(2×4)=5−8=−3 * 余因子行列を作成します。
余因子行列 C は、上記の余因子を並べたものです。 C=−36−36−126−36−3 * 余因子行列の転置を求めます。
余因子行列の転置 CT は、行と列を入れ替えたものです。 CT=−36−36−126−36−3