1. 問題の内容
定義域 が与えられた関数が1対1であるかどうかを説明し、1対1である場合は逆関数 とその定義域・値域を求める。
2. 解き方の手順
(1) ,
- 1対1の証明: に対して、 ならば を示す。
よって、 は1対1である。
- 逆関数の計算: を について解く。
よって、
- 定義域・値域:
の定義域は の値域である。 は で定義され、値域も であるから、 の定義域は である。
の値域は の定義域であるから である。
(2) ,
- と変形できる。
- 1対1の証明: であるとき、 は増加関数なので、1対1である。
- 逆関数の計算: を について解く。
より、 なので、 となる。
よって、
- 定義域・値域:
の定義域は で、値域は である。
の定義域は で、値域は である。
(3) ,
- 1対1ではない。例えば、, なので、 でも となる。
(4) ,
- 1対1の証明: ならば を示す。
よって、 は1対1である。
- 逆関数の計算: を について解く。
よって、
- 定義域・値域:
の定義域は で、値域は である。
の定義域は で、値域は である。
3. 最終的な答え
(1) 1対1である。。定義域:、値域:。
(2) 1対1である。。定義域:、値域:。
(3) 1対1ではない。
(4) 1対1である。。定義域:、値域:。