この問題は、2つの部分から構成されています。 (1) $a \neq 1$ または $b \neq 3$ ならば $4a-b \neq 1$ または $2a+b \neq 5$ であることを証明する問題です。証明には対偶を利用し、適切な語句を空欄に埋めます。 (2) $\sqrt{15}$ が無理数であることを利用して、$\sqrt{3} + \sqrt{5}$ が無理数であることを証明する問題です。背理法を用い、適切な語句を空欄に埋めます。

代数学命題証明対偶背理法無理数有理数連立方程式
2025/7/26

1. 問題の内容

この問題は、2つの部分から構成されています。
(1) a1a \neq 1 または b3b \neq 3 ならば 4ab14a-b \neq 1 または 2a+b52a+b \neq 5 であることを証明する問題です。証明には対偶を利用し、適切な語句を空欄に埋めます。
(2) 15\sqrt{15} が無理数であることを利用して、3+5\sqrt{3} + \sqrt{5} が無理数であることを証明する問題です。背理法を用い、適切な語句を空欄に埋めます。

2. 解き方の手順

(1) 対偶を利用した証明
- 与えられた命題の対偶を記述します。命題「P ならば Q」の対偶は「Q でないならば P でない」です。
- 対偶:「4ab=14a-b = 1 かつ 2a+b=52a+b = 5 ならば a=1a = 1 かつ b=3b = 3 である」
- 連立方程式 4ab=14a - b = 12a+b=52a + b = 5 を解き、a=1a = 1b=3b = 3 を導きます。
- 対偶が真であることを示します。
- 対偶が真であることから、元の命題も真であると結論付けます。
(2) 背理法による証明
- 3+5\sqrt{3} + \sqrt{5} が無理数でないと仮定します。つまり、3+5\sqrt{3} + \sqrt{5} が有理数であると仮定します。
- 3+5=a\sqrt{3} + \sqrt{5} = a とおき、aa は有理数とします。
- 両辺を2乗すると (3+5)2=a2(\sqrt{3} + \sqrt{5})^2 = a^2 より、3+215+5=a23 + 2\sqrt{15} + 5 = a^2 となり、8+215=a28 + 2\sqrt{15} = a^2 を得ます。
- これを整理して 15=a282\sqrt{15} = \frac{a^2 - 8}{2} とします。
- aa が有理数なので a282\frac{a^2 - 8}{2} も有理数となります。しかし、15\sqrt{15} は無理数なので、これは矛盾です。
- よって、3+5\sqrt{3} + \sqrt{5} は無理数であると結論付けます。

3. 最終的な答え

(1)
31: 真
31: 真
(2)
32-1: 有理数
32-1: 有理数
32-2: 無理数
32-2: 無理数

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