さいころを6回投げ、3以上の目が出たら+2、2以下の目が出たら-1移動する点Pについて、以下の確率を求めます。 (1) 点Pが原点Oに戻ってくる確率 (2) 点Pが点A(座標3)にくる確率

確率論・統計学確率確率分布二項分布サイコロ組み合わせ
2025/4/4
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。
**問題78**

1. 問題の内容

さいころを6回投げ、3以上の目が出たら+2、2以下の目が出たら-1移動する点Pについて、以下の確率を求めます。
(1) 点Pが原点Oに戻ってくる確率
(2) 点Pが点A(座標3)にくる確率

2. 解き方の手順

(1) 原点に戻る場合
3以上の目がxx回、2以下の目がyy回出るとすると、
x+y=6x+y = 6 (試行回数)
2xy=02x - y = 0 (原点に戻る条件)
これを解くと、3x=63x = 6なので、x=2x=2y=4y=4となります。
したがって、6回のうち3以上の目が2回、2以下の目が4回出ればよいので、確率は以下のようになります。
サイコロの目が3以上になる確率をppとすると、p=46=23p = \frac{4}{6} = \frac{2}{3}
サイコロの目が2以下になる確率をqqとすると、q=26=13q = \frac{2}{6} = \frac{1}{3}
よって、求める確率は、
6C2(23)2(13)4=6!2!4!×2236=15×4729=60729=20243_{6}C_{2} (\frac{2}{3})^{2} (\frac{1}{3})^{4} = \frac{6!}{2!4!} \times \frac{2^{2}}{3^{6}} = 15 \times \frac{4}{729} = \frac{60}{729} = \frac{20}{243}
(2) 点A(座標3)にくる場合
3以上の目がxx回、2以下の目がyy回出るとすると、
x+y=6x+y = 6
2xy=32x - y = 3
これを解くと、3x=93x = 9なので、x=3x=3y=3y=3となります。
したがって、6回のうち3以上の目が3回、2以下の目が3回出ればよいので、確率は以下のようになります。
6C3(23)3(13)3=6!3!3!×2336=20×8729=160729_{6}C_{3} (\frac{2}{3})^{3} (\frac{1}{3})^{3} = \frac{6!}{3!3!} \times \frac{2^{3}}{3^{6}} = 20 \times \frac{8}{729} = \frac{160}{729}

3. 最終的な答え

(1) 原点に戻ってくる確率:20243\frac{20}{243}
(2) 点Aにくる確率:160729\frac{160}{729}

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