1. 問題の内容
2枚の硬貨を同時に投げて、表が出る硬貨の枚数を とするとき、 の期待値を求める問題です。
2. 解き方の手順
は、2枚の硬貨を投げたときに表が出る枚数を表す確率変数です。
がとりうる値は 0, 1, 2 です。それぞれの確率を求めます。
* (2枚とも裏) となる確率:
2枚の硬貨がそれぞれ裏となる確率は なので、
* (1枚が表、1枚が裏) となる確率:
1枚目が表で2枚目が裏、または1枚目が裏で2枚目が表となるので、
* (2枚とも表) となる確率:
2枚の硬貨がそれぞれ表となる確率は なので、
の期待値 は、次のように計算できます。