まず、角の二等分線の性質を利用してAPとPCの比を求める。角Bの二等分線BPは、辺ACをAB:BCの比に内分する。したがって、 AP:PC=AB:BC=6:9=2:3 次に、APとPCの比が2:3であることから、APとACの長さの関係を考える。AP:AC=2:(2+3)=2:5 より、AP=52AC=52×10=4 である。 次に、メネラウスの定理を三角形APCと直線BIに適用する。
ICAI×BPCB×IAPI=1 △ABCの内心Iについて、AI、 BI、 CIはそれぞれ角A、角B、角Cの二等分線である。よって、内心Iは三角形の三つの角の二等分線の交点である。角の二等分線の性質より、三角形ABIと三角形CBIについて、 ICAI=BCAB+AC=96+10=916 三角形ABCの内心Iに対して、線分BIを延長した直線と辺ACの交点をPとするとき、BI:IPの比を求める。メネラウスの定理ではなく、角の二等分線の性質を利用した方が簡単である。 三角形ABCにおいて、角Bの二等分線BPについて、角の二等分線の性質から、
AI:IC=(AB+BC):AC=ACAB+BC=106+9=1015=23 角Bの二等分線BPは、角Bを二等分するので、∠ABP=∠CBP。 三角形ABIと三角形IBCに着目し、内心Iは角の二等分線の交点であるから、角の二等分線の性質より、
BI:IP=(AB+BC):AC=106+9=515=3:2 三角形ABCにおいて、AP:PC=2:3なので、
ICAI⋅BPCB⋅IAPI=1 BCAB=6:9=2:3. BCAB⋅PCAP IPBI=ACAB+BC=106+9=515=13