三角形ABCにおいて、$\angle A = 60^\circ$, $\angle C = 135^\circ$, 辺BCの長さが $2\sqrt{2}$、三角形ADCにおいて、$\angle ADC = 45^\circ$, 辺DCの長さが $2$である。辺ABの長さ $b$ を求めよ。

幾何学三角形正弦定理角度辺の長さ
2025/7/26

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、A=60\angle A = 60^\circ, C=135\angle C = 135^\circ, 辺BCの長さが 222\sqrt{2}、三角形ADCにおいて、ADC=45\angle ADC = 45^\circ, 辺DCの長さが 22である。辺ABの長さ bb を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABCにおいて、B\angle Bの角度を求める。三角形の内角の和は 180180^\circ なので、
B=180AC=18060135=15\angle B = 180^\circ - \angle A - \angle C = 180^\circ - 60^\circ - 135^\circ = -15^\circ
これは図が間違っているか、問題に誤りがあることを示唆している。しかし、ここでは、C\angle CACB\angle ACBを表すものと仮定し、DCB\angle DCBという別の角度を導入する。
問題文には、辺ACの長さaは与えられていない。
しかし、C\angle CACB=135\angle ACB=135^\circであると読み取れる。このC\angle Cに隣接するACD=x\angle ACD=xとするとACB+ACD=180\angle ACB+\angle ACD=180^\circ (直線)よりx=45x=45^\circである。
ADC\triangle ADCにおいて、DAC=180ADCACD=1804545=90\angle DAC = 180^\circ - \angle ADC - \angle ACD = 180^\circ - 45^\circ - 45^\circ = 90^\circ
よってADC\triangle ADCは直角二等辺三角形。
AD=DC=2AD = DC = 2
AC=AD2+DC2=22+22=8=22AC = \sqrt{AD^2 + DC^2} = \sqrt{2^2 + 2^2} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
ABC\triangle ABCにおいて、正弦定理より
ABsinACB=BCsinBAC\frac{AB}{\sin \angle ACB} = \frac{BC}{\sin \angle BAC}
bsin135=22sin60\frac{b}{\sin 135^\circ} = \frac{2\sqrt{2}}{\sin 60^\circ}
sin135=22\sin 135^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}, sin60=32\sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}
b22=2232\frac{b}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = \frac{2\sqrt{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}}
b=22×2232=22×22×23=43=433b = \frac{\sqrt{2}}{2} \times \frac{2\sqrt{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2} \times 2\sqrt{2} \times \frac{2}{\sqrt{3}} = \frac{4}{\sqrt{3}} = \frac{4\sqrt{3}}{3}

3. 最終的な答え

433\frac{4\sqrt{3}}{3}

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