(1) 縦24cm、横30cmの長方形の紙をすき間なく並べて、できるだけ小さい正方形を作るには、長方形の紙が何枚必要か。 (2) ある駅からA町行きのバスは15分ごと、B町行きのバスは18分ごとに発車する。午前7時20分にA町行きのバスとB町行きのバスが同時に発車した。次に、A町行きのバスとB町行きのバスが同時に発車する時刻は何時何分か。

算数最小公倍数面積長方形正方形時刻
2025/7/27

1. 問題の内容

(1) 縦24cm、横30cmの長方形の紙をすき間なく並べて、できるだけ小さい正方形を作るには、長方形の紙が何枚必要か。
(2) ある駅からA町行きのバスは15分ごと、B町行きのバスは18分ごとに発車する。午前7時20分にA町行きのバスとB町行きのバスが同時に発車した。次に、A町行きのバスとB町行きのバスが同時に発車する時刻は何時何分か。

2. 解き方の手順

(1)
正方形の一辺の長さは、24と30の最小公倍数になる。
24と30の最小公倍数を求める。
24=23×324 = 2^3 \times 3
30=2×3×530 = 2 \times 3 \times 5
最小公倍数 =23×3×5=8×15=120= 2^3 \times 3 \times 5 = 8 \times 15 = 120
したがって、正方形の一辺の長さは120cm。
正方形の面積は 120×120=14400cm2120 \times 120 = 14400 cm^2
長方形の面積は 24×30=720cm224 \times 30 = 720 cm^2
必要な長方形の枚数は、正方形の面積を長方形の面積で割れば求まる。
14400720=20\frac{14400}{720} = 20
(2)
A町行きのバスとB町行きのバスが同時に発車する間隔は、15と18の最小公倍数になる。
15と18の最小公倍数を求める。
15=3×515 = 3 \times 5
18=2×3218 = 2 \times 3^2
最小公倍数 =2×32×5=2×9×5=90= 2 \times 3^2 \times 5 = 2 \times 9 \times 5 = 90
したがって、バスが同時に発車する間隔は90分。
午前7時20分に同時に発車しているので、その90分後が次の同時発車時刻。
7時20分 + 90分 = 7時20分 + 1時間30分 = 8時50分。
8時50分 + 30分 = 9時50分。
したがって、次の同時発車時刻は午前8時50分。

3. 最終的な答え

(1) 20枚
(2) 午前8時50分