各数について、常用対数をとり、その値から小数部分が初めて0でない数字が現れる位を求めます。
(1) (1/2)100 について: x=(1/2)100 とおきます。 log10x=log10(1/2)100=100log10(1/2)=100(log101−log102)=100(0−0.3010)=−30.10 log10x=−30.10=−31+0.90 したがって、x=10−31×100.90 となります。100.90 は1以上10未満の値を持つので、小数第31位に初めて0でない数字が現れます。 (2) (1/30)20 について: x=(1/30)20 とおきます。 log10x=log10(1/30)20=20log10(1/30)=20(log101−log1030)=20(0−log10(3×10))=20(−(log103+log1010))=20(−(0.4771+1))=20(−1.4771)=−29.542 log10x=−29.542=−30+0.458 したがって、x=10−30×100.458 となります。100.458 は1以上10未満の値を持つので、小数第30位に初めて0でない数字が現れます。 (3) 0.0635 について: x=0.0635 とおきます。 log10x=log10(0.06)35=35log10(0.06)=35log10(6×10−2)=35(log106+log1010−2)=35(log10(2×3)−2)=35(log102+log103−2)=35(0.3010+0.4771−2)=35(0.7781−2)=35(−1.2219)=−42.7665 log10x=−42.7665=−43+0.2335 したがって、x=10−43×100.2335 となります。100.2335 は1以上10未満の値を持つので、小数第43位に初めて0でない数字が現れます。