13.5n の整数部分が4桁であるということは、1000≤3.5n<10000 が成り立つことを意味します。両辺の常用対数をとると、 log101000≤log10(3.5n)<log1010000 3≤nlog103.5<4 ここで、3.5=27 なので、 log103.5=log1027=log107−log102 7=214=2×7 より log107=log10214=log10(2×7) を近似します。 問題文の仮定よりlog102=0.3010,log103=0.4771なのでlog107 の値は与えられていません。そのためlog103.5=log1027を計算するために log107 の近似値を探す必要があります。 ただし、log107 の近似値を計算しなくても、log103.5の計算を工夫することが可能です。 3.5=27=210×107=5×0.7 log103.5=log10(35/10)=log10(5×7/10)=log10(5×7/10) log103.5=log1027=log107−log102 ここで、log107 の近似値を計算せずに、 3≤nlog103.5<4 を解きます。 log103.5=log1027=log102070=log102×1070=log1070−log102−1 与えられた値からlog10(7)の値を求めることは難しいので、別のアプローチを試みます。
3≤nlog10(3.5)<4 3≤nlog10(27)<4 3≤n(log107−log102)<4 3≤n(log10(2×3.5)−log102)<4 log103.5=log1027=log107−log102. しかし、 log107 が与えられていないため、log1027 を直接計算することはできません。 3.5=27=310.5. したがって、 log103.5=log1010.5−log103. log1010.5=log10221=log1021−log102=log10(3×7)−log102. 依然として、log107 が必要になります。 近似値を使います。
log103.5≈0.5441 3≤0.5441n<4 0.54413≤n<0.54414 5.51≤n<7.35 したがって、 n=6,7 となります。 103≤3.5n<104. n=6 のとき、3.56=1838.26…. したがって、整数部分は4桁。 n=7 のとき、3.57=6433.93…. したがって、整数部分は4桁。 n=8 のとき、3.58=22518.7…. したがって、整数部分は5桁。 したがって、n は 6,7 の2つなので、n の個数は2個です。