質量 $m = 4.0 \text{ kg}$ の物体が水平な机の上に置かれている。水平方向に力を加えていき、加えた力が $F = 20 \text{ N}$ になったときに物体が動き始めた。このとき、物体と机の間の静止摩擦係数 $μ$ を求める。重力加速度は $g = 9.8 \text{ m/s}^2$ とする。

応用数学物理摩擦力静止摩擦係数力の釣り合い
2025/3/11

1. 問題の内容

質量 m=4.0 kgm = 4.0 \text{ kg} の物体が水平な机の上に置かれている。水平方向に力を加えていき、加えた力が F=20 NF = 20 \text{ N} になったときに物体が動き始めた。このとき、物体と机の間の静止摩擦係数 μμ を求める。重力加速度は g=9.8 m/s2g = 9.8 \text{ m/s}^2 とする。

2. 解き方の手順

物体が動き始める直前、加えた力と静止摩擦力が釣り合っている。静止摩擦力の最大値 fmaxf_{\text{max}} は、垂直抗力 NN と静止摩擦係数 μμ の積で表される。垂直抗力は重力 mgmg に等しいので、N=mgN = mg となる。物体が動き始める直前には、加えた力 FF と静止摩擦力の最大値 fmaxf_{\text{max}} が等しい。したがって、
F=fmax=μN=μmgF = f_{\text{max}} = μN = μmg
この式から静止摩擦係数 μμ を求める。
μ=Fmgμ = \frac{F}{mg}
与えられた値を代入して計算する。
m=4.0 kgm = 4.0 \text{ kg}, F=20 NF = 20 \text{ N}, g=9.8 m/s2g = 9.8 \text{ m/s}^2
μ=204.0×9.8=2039.20.5102μ = \frac{20}{4.0 \times 9.8} = \frac{20}{39.2} \approx 0.5102
有効数字2桁で答えるので、 μ0.51μ \approx 0.51 となる。

3. 最終的な答え

μ=0.51μ = 0.51

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