行列 $A$ による変換で、与えられた直線 $L$ がどのような直線に移されるかを求める問題です。具体的には以下の2つのケースがあります。 (1) $A = \begin{pmatrix} 2 & 0 \\ 3 & -4 \end{pmatrix}$, $L: x + 3y = 0$ (2) $A = \begin{pmatrix} 2 & -1 \\ 1 & 2 \end{pmatrix}$, $L: 2x - y + 3 = 0$
2025/7/27
1. 問題の内容
行列 による変換で、与えられた直線 がどのような直線に移されるかを求める問題です。具体的には以下の2つのケースがあります。
(1) ,
(2) ,
2. 解き方の手順
一般に、行列 による変換を と表します。ここで、 は変換前の点の座標、 は変換後の点の座標です。
したがって、となります。
この式から を で表し、与えられた直線 の式に代入することで、変換後の直線の方程式を求めることができます。
(1) の場合:
より、
したがって、
これを に代入して、 より、 となり、
直線 に代入すると、
したがって、変換後の直線は となります。
(2) の場合:
より、
この連立方程式を解いて を で表します。
と を足すと
より
から を引くと
より
直線 に代入すると、
したがって、変換後の直線は となります。
3. 最終的な答え
(1)
(2)