三角形ABCにおいて、重心をGとし、ベクトルBA = a、ベクトルBC = cとします。 (1) ベクトルBGをa, cを用いて表しなさい。 (2) BP:PA = 2:3となる点Pを辺AB上にとり、直線PGと直線BCが交わる点をQとするとき、ベクトルBQをcを用いて表しなさい。

幾何学ベクトル三角形重心線分比
2025/7/27

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、重心をGとし、ベクトルBA = a、ベクトルBC = cとします。
(1) ベクトルBGをa, cを用いて表しなさい。
(2) BP:PA = 2:3となる点Pを辺AB上にとり、直線PGと直線BCが交わる点をQとするとき、ベクトルBQをcを用いて表しなさい。

2. 解き方の手順

(1) ベクトルBGをa, cを用いて表す。
重心Gは、三角形ABCの頂点から対辺の中点に向かう線分の交点です。
ベクトルBGは、ベクトルBAとベクトルBCを用いて表すことができます。
まず、ベクトルBA = a、ベクトルBC = cより、ベクトルAC = ベクトルBC - ベクトルBA = c - aです。
次に、ベクトルBG = (ベクトルBA + ベクトルBC)/3 + ベクトルBA + ベクトルBC)/3 = (ベクトルBA + ベクトルBC)/3 = (a+c)2/3 
ベクトルAG = 13\frac{1}{3}(ベクトルAB + ベクトルAC) = 13\frac{1}{3}(-a + c - a) = 13\frac{1}{3}(-2a + c).
ベクトルBG = ベクトルBA + ベクトルAG = a + 13\frac{1}{3}(-2a + c) = a - 23\frac{2}{3}a + 13\frac{1}{3}c = 13\frac{1}{3}a + 13\frac{1}{3}c.
(2) ベクトルBQをcを用いて表す。
点Pは辺AB上にあり、BP:PA = 2:3なので、ベクトルBP = 25\frac{2}{5}ベクトルBA = 25\frac{2}{5}aです。
点Qは直線BC上にあり、点P, G, Qは同一直線上にあります。
ベクトルBQ = kベクトルBC = kcと表せます(kは実数)。
ベクトルPQ = ベクトルBQ - ベクトルBP = kc - 25\frac{2}{5}a.
また、ベクトルPG = ベクトルBG - ベクトルBP = (13\frac{1}{3}a + 13\frac{1}{3}c) - 25\frac{2}{5}a = -115\frac{1}{15}a + 13\frac{1}{3}c.
点P, G, Qが同一直線上にあるので、ベクトルPQ = tベクトルPGと表せます(tは実数)。
よって、kc - 25\frac{2}{5}a = t(-115\frac{1}{15}a + 13\frac{1}{3}c).
kc - 25\frac{2}{5}a = -t15\frac{t}{15}a + t3\frac{t}{3}c.
aとcは一次独立なので、それぞれの係数を比較すると、
-25\frac{2}{5} = -t15\frac{t}{15} より、t =

6. k = $\frac{t}{3}$ = $\frac{6}{3}$ =

2. したがって、ベクトルBQ = 2c.

3. 最終的な答え

(1) ベクトルBG = 13\frac{1}{3}a + 13\frac{1}{3}c
(2) ベクトルBQ = 2c

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