鋭角三角形ABCにおいて、辺BCの長さは8cm、面積は16cm²である。辺BCに平行な直線が辺AB, ACとそれぞれ点P, Qで交わる。PQの長さを$x$ cmとする。PQを1辺とする正方形PQRSをAと反対側に作り、この正方形と三角形ABCとの共通部分の面積を$y$ cm²とする。$y$を$x$の式で表す。
2025/7/27
1. 問題の内容
鋭角三角形ABCにおいて、辺BCの長さは8cm、面積は16cm²である。辺BCに平行な直線が辺AB, ACとそれぞれ点P, Qで交わる。PQの長さを cmとする。PQを1辺とする正方形PQRSをAと反対側に作り、この正方形と三角形ABCとの共通部分の面積を cm²とする。をの式で表す。
2. 解き方の手順
まず、三角形ABCの高さを求めます。面積は底辺×高さ÷2で計算されるので、高さをとすると、
よって、三角形ABCの高さは4cmです。
次に、正方形PQRSの1辺の長さが cmなので、正方形の面積は cm²です。
正方形が三角形ABCと重なる部分の面積を求めます。
三角形ABCと正方形PQRSの位置関係を考えます。正方形の辺PQが三角形の辺BCに平行なので、三角形APQと三角形ABCは相似です。三角形APQの高さをとすると、相似比から
したがって、正方形PQRSと三角形ABCの共通部分は、正方形PQRS自身である条件は、正方形が三角形に完全に含まれるときなので、の時です。つまり、となることはないので、三角形APQの中に正方形が入ることはありません。
の条件を考えます。 ならば、正方形は三角形ABCに含まれます。
ならば、正方形が完全に含まれることはありません。
の範囲によって場合分けが必要です。
(1) のとき、正方形PQRSは三角形ABCの中に完全に含まれるので、です。
(2) のとき、正方形PQRSの一部が三角形ABCの外に出るので、共通部分の面積は正方形の面積にはなりません。正方形と三角形の共通部分は、正方形から三角形からはみ出た部分を引いた面積になります。はみ出た部分の面積は、三角形ABCと相似な三角形の面積です。相似比を考慮して計算する必要があります。
共通部分の面積は とはなりません。
三角形ABCと正方形PQRSの重なる部分の面積は、である。
3. 最終的な答え
()