与えられた2つの連立方程式を解く問題です。 (1) は $x$, $y$, $z$ の3変数に関する連立一次方程式です。 (2) は $x$, $y$ の2変数に関する連立一次方程式です。

代数学連立方程式一次方程式方程式の解
2025/7/27

1. 問題の内容

与えられた2つの連立方程式を解く問題です。
(1) は xx, yy, zz の3変数に関する連立一次方程式です。
(2) は xx, yy の2変数に関する連立一次方程式です。

2. 解き方の手順

(1)
まず、与えられた連立方程式を以下のように番号付けします。
\begin{align}
3x + 2y - 4z &= 7 \quad &(1)\\
x + 2y &= 5 \quad &(2)\\
2x + y - 5z &= 8 \quad &(3)
\end{align}
式(1)から式(2)を引くと
3x+2y4z(x+2y)=753x + 2y - 4z - (x + 2y) = 7 - 5
2x4z=22x - 4z = 2
x2z=1x - 2z = 1
x=2z+1x = 2z + 1
式(3)に代入すると
2(2z+1)+y5z=82(2z+1) + y - 5z = 8
4z+2+y5z=84z + 2 + y - 5z = 8
z+y=6-z + y = 6
y=z+6y = z + 6
式(2)に代入すると
x+2y=5x + 2y = 5
(2z+1)+2(z+6)=5(2z+1) + 2(z+6) = 5
2z+1+2z+12=52z + 1 + 2z + 12 = 5
4z+13=54z + 13 = 5
4z=84z = -8
z=2z = -2
z=2z = -2x=2z+1x = 2z + 1 に代入すると
x=2(2)+1=4+1=3x = 2(-2) + 1 = -4 + 1 = -3
z=2z = -2y=z+6y = z + 6 に代入すると
y=2+6=4y = -2 + 6 = 4
したがって、x=3x = -3, y=4y = 4, z=2z = -2
(2)
与えられた連立方程式を以下のように番号付けします。
\begin{align}
2x + y &= 0 \quad &(1)\\
5x - 2y &= 3 \quad &(2)\\
4x - y &= 1 \quad &(3)
\end{align}
式(1)より y=2xy = -2x を式(2)に代入すると
5x2(2x)=35x - 2(-2x) = 3
5x+4x=35x + 4x = 3
9x=39x = 3
x=13x = \frac{1}{3}
x=13x = \frac{1}{3}y=2xy = -2x に代入すると
y=2×13=23y = -2 \times \frac{1}{3} = -\frac{2}{3}
したがって、x=13x = \frac{1}{3}, y=23y = -\frac{2}{3}
式(3)に代入すると
4xy=4(13)(23)=43+23=63=24x - y = 4(\frac{1}{3}) - (-\frac{2}{3}) = \frac{4}{3} + \frac{2}{3} = \frac{6}{3} = 2
となり、式(3)を満たさない。
したがって、連立方程式の解は 2x+y=02x+y=05x2y=35x-2y=3 を満たすが、4xy=14x-y=1を満たさないため、連立方程式は解なし。
別の解釈としては、2x+y=02x+y=0, 5x2y=35x-2y=34xy=14x-y=1の3つの式のうち、任意の2式を解くとx=1/3,y=2/3x=1/3, y=-2/3となるが、3式を同時に満たす解は存在しない。

3. 最終的な答え

(1) x=3,y=4,z=2x = -3, y = 4, z = -2
(2) 解なし

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