以下の3つの二次関数について、与えられた定義域における最大値と最小値を求めます。 (1) $y = x^2 - 4x + 3$ ($-1 \le x \le 5$) (2) $y = -3x^2 - 6x + 5$ ($-4 \le x \le -1$) (3) $y = -x^2 + 3x - \frac{1}{4}$ ($1 \le x \le 3$)

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/27

1. 問題の内容

以下の3つの二次関数について、与えられた定義域における最大値と最小値を求めます。
(1) y=x24x+3y = x^2 - 4x + 3 (1x5-1 \le x \le 5)
(2) y=3x26x+5y = -3x^2 - 6x + 5 (4x1-4 \le x \le -1)
(3) y=x2+3x14y = -x^2 + 3x - \frac{1}{4} (1x31 \le x \le 3)

2. 解き方の手順

各関数について、平方完成を行い、頂点の座標を求めます。次に、定義域の両端の値と頂点のx座標が定義域に含まれるかどうかを確認し、それぞれのyの値を計算します。これらのyの値の中で、最大値と最小値を決定します。
(1) y=x24x+3y = x^2 - 4x + 3
平方完成すると、y=(x2)21y = (x - 2)^2 - 1
頂点は(2,1)(2, -1)
定義域は1x5-1 \le x \le 5
x=1x = -1のとき、y=(1)24(1)+3=1+4+3=8y = (-1)^2 - 4(-1) + 3 = 1 + 4 + 3 = 8
x=5x = 5のとき、y=(5)24(5)+3=2520+3=8y = (5)^2 - 4(5) + 3 = 25 - 20 + 3 = 8
頂点のy座標は-1。
最大値は8 (x=1,5x = -1, 5)、最小値は-1 (x=2x = 2)。
(2) y=3x26x+5y = -3x^2 - 6x + 5
平方完成すると、y=3(x+1)2+8y = -3(x + 1)^2 + 8
頂点は(1,8)(-1, 8)
定義域は4x1-4 \le x \le -1
x=4x = -4のとき、y=3(4)26(4)+5=3(16)+24+5=48+24+5=19y = -3(-4)^2 - 6(-4) + 5 = -3(16) + 24 + 5 = -48 + 24 + 5 = -19
x=1x = -1のとき、y=3(1)26(1)+5=3+6+5=8y = -3(-1)^2 - 6(-1) + 5 = -3 + 6 + 5 = 8
頂点のy座標は8。
最大値は8 (x=1x = -1)、最小値は-19 (x=4x = -4)。
(3) y=x2+3x14y = -x^2 + 3x - \frac{1}{4}
平方完成すると、y=(x32)2+2y = -(x - \frac{3}{2})^2 + 2
頂点は(32,2)(\frac{3}{2}, 2)
定義域は1x31 \le x \le 3
x=1x = 1のとき、y=(1)2+3(1)14=1+314=214=74y = -(1)^2 + 3(1) - \frac{1}{4} = -1 + 3 - \frac{1}{4} = 2 - \frac{1}{4} = \frac{7}{4}
x=3x = 3のとき、y=(3)2+3(3)14=9+914=14y = -(3)^2 + 3(3) - \frac{1}{4} = -9 + 9 - \frac{1}{4} = -\frac{1}{4}
頂点のy座標は2。
最大値は2 (x=32x = \frac{3}{2})、最小値は14-\frac{1}{4} (x=3x = 3)。

3. 最終的な答え

(1) 最大値: 8, 最小値: -1
(2) 最大値: 8, 最小値: -19
(3) 最大値: 2, 最小値: -1/4

「代数学」の関連問題

点 A(1, 2), B(2, 3) を取る。線分 AB と y 軸に関して対称な線分 A'B' を考える。関数 $y = ax$ (a は定数) のグラフが線分 A'B' と交点をもつとき、a の最...

線形代数関数のグラフ最大値不等式座標平面
2025/7/27

問題文は、ベクトル $\mathbf{p} = \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ 1 \end{pmatrix}$, $\mathbf{q} = \begin{pmatrix} 1 ...

線形代数行列直交行列ベクトル
2025/7/27

与えられた3つの等式を、指定された文字について解く問題です。 (1) $b = \frac{2a+7}{3}$ を $a$ について解きます。 (2) $3a - 4.5b = 5$ を $a$ につ...

方程式式の変形文字式の計算
2025/7/27

初項が30で、第12項までの和が162である等差数列の公差を求める問題です。

等差数列数列公差
2025/7/27

5つの数学の問題があります。 1. $y = \frac{24}{x}$ のグラフ上で、$x$座標と$y$座標がともに正の整数である点の個数を求める問題。

反比例比例関数のグラフ変域約数
2025/7/27

関数 $y = \frac{4}{x}$ のグラフとして、ア~エの中から正しいグラフを選び、その記号を答える問題です。

反比例グラフ双曲線関数
2025/7/27

放物線 $y = x^2$ と直線 $y = -2x + 4$ が2点A, Bで交わっています。線分AB上に点Pをとり、Pを通りy軸に平行な直線が放物線と交わる点をQとします。線分PQの長さが1のとき...

二次関数放物線座標絶対値方程式
2025/7/27

与えられた条件から、点の座標を求めたり、$y$を$x$の式で表したり、$x$の値から$y$の値を求めたりする問題です。

座標比例反比例関数
2025/7/27

画像にある数式問題のうち、以下の3問を解きます。 (16) $(\sqrt{5} + 7\sqrt{2})(\sqrt{5} - \sqrt{2})$ (18) $(\sqrt{6} + 2)^2 -...

式の展開平方根有理化計算
2025/7/27

問題16, 17は、与えられた累乗根を $a^{\frac{m}{n}}$ の形で表す問題です。 問題18は、与えられた累乗根の値を求める問題です。

累乗根指数法則計算
2025/7/27