問題8:放物線 $y = x^2 + bx + c$ を $x$ 軸方向に $-2$, $y$ 軸方向に $5$ 平行移動した放物線の頂点が $(0, 2)$ であるとき、定数 $b, c$ の値を求める。 問題9:$k$ が定数のとき、2次方程式 $x^2 - 4x + k + 5 = 0$ の実数解の個数を調べる。

代数学二次関数二次方程式平行移動判別式頂点
2025/7/27

1. 問題の内容

問題8:放物線 y=x2+bx+cy = x^2 + bx + cxx 軸方向に 2-2, yy 軸方向に 55 平行移動した放物線の頂点が (0,2)(0, 2) であるとき、定数 b,cb, c の値を求める。
問題9:kk が定数のとき、2次方程式 x24x+k+5=0x^2 - 4x + k + 5 = 0 の実数解の個数を調べる。

2. 解き方の手順

問題8
放物線 y=x2+bx+cy = x^2 + bx + cxx 軸方向に 2-2, yy 軸方向に 55 平行移動した放物線の方程式は、
y5=(x+2)2+b(x+2)+cy - 5 = (x + 2)^2 + b(x + 2) + c
y=(x+2)2+b(x+2)+c+5y = (x + 2)^2 + b(x + 2) + c + 5
y=x2+4x+4+bx+2b+c+5y = x^2 + 4x + 4 + bx + 2b + c + 5
y=x2+(4+b)x+(9+2b+c)y = x^2 + (4 + b)x + (9 + 2b + c)
この放物線の頂点の xx 座標は、4+b2- \frac{4 + b}{2} である。
頂点の xx 座標が 00 であるから、
4+b2=0- \frac{4 + b}{2} = 0
4+b=04 + b = 0
b=4b = -4
よって、y=x2+(9+2(4)+c)=x2+(1+c)y = x^2 + (9 + 2(-4) + c) = x^2 + (1 + c)
頂点の yy 座標は 1+c1 + c であり、これが 22 に等しいので、
1+c=21 + c = 2
c=1c = 1
問題9
2次方程式 x24x+k+5=0x^2 - 4x + k + 5 = 0 の実数解の個数は、判別式 DD によって決まる。
D=(4)24(1)(k+5)=164k20=4k4D = (-4)^2 - 4(1)(k + 5) = 16 - 4k - 20 = -4k - 4
D>0D > 0 のとき、実数解は2個
D=0D = 0 のとき、実数解は1個
D<0D < 0 のとき、実数解は0個
D>0D > 0 のとき、4k4>0-4k - 4 > 0 より、 4k>4-4k > 4, k<1k < -1
D=0D = 0 のとき、4k4=0-4k - 4 = 0 より、 4k=4-4k = 4, k=1k = -1
D<0D < 0 のとき、4k4<0-4k - 4 < 0 より、 4k<4-4k < 4, k>1k > -1

3. 最終的な答え

問題8:b=4b = -4, c=1c = 1
問題9:
k<1k < -1 のとき、実数解は2個
k=1k = -1 のとき、実数解は1個
k>1k > -1 のとき、実数解は0個

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