与えられた条件を満たす放物線の方程式を求める問題です。放物線の軸はy軸に平行であるとします。 (1) 頂点の座標が $(2, 4)$ で、点 $(0, 1)$ を通る放物線の方程式を求めます。 (2) 直線 $x=1$ を軸とし、2点 $(0, -1)$、$(3, -10)$ を通る放物線の方程式を求めます。 (3) 3点 $(0, 4)$、$(3, 1)$、$(4, -4)$ を通る放物線の方程式を求めます。

代数学放物線二次関数方程式グラフ
2025/7/27

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす放物線の方程式を求める問題です。放物線の軸はy軸に平行であるとします。
(1) 頂点の座標が (2,4)(2, 4) で、点 (0,1)(0, 1) を通る放物線の方程式を求めます。
(2) 直線 x=1x=1 を軸とし、2点 (0,1)(0, -1)(3,10)(3, -10) を通る放物線の方程式を求めます。
(3) 3点 (0,4)(0, 4)(3,1)(3, 1)(4,4)(4, -4) を通る放物線の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
頂点の座標が (2,4)(2, 4) であることから、放物線の方程式は
y=a(x2)2+4y = a(x - 2)^2 + 4
と表すことができます。この放物線が点 (0,1)(0, 1) を通るので、x=0x=0y=1y=1 を代入します。
1=a(02)2+41 = a(0 - 2)^2 + 4
1=4a+41 = 4a + 4
4a=34a = -3
a=34a = -\frac{3}{4}
よって、放物線の方程式は
y=34(x2)2+4y = -\frac{3}{4}(x - 2)^2 + 4
y=34(x24x+4)+4y = -\frac{3}{4}(x^2 - 4x + 4) + 4
y=34x2+3x3+4y = -\frac{3}{4}x^2 + 3x - 3 + 4
y=34x2+3x+1y = -\frac{3}{4}x^2 + 3x + 1
(2)
軸が x=1x=1 であることから、放物線の方程式は
y=a(x1)2+by = a(x - 1)^2 + b
と表すことができます。この放物線が2点 (0,1)(0, -1)(3,10)(3, -10) を通るので、それぞれ代入します。
1=a(01)2+b-1 = a(0 - 1)^2 + b
1=a+b-1 = a + b
10=a(31)2+b-10 = a(3 - 1)^2 + b
10=4a+b-10 = 4a + b
連立方程式を解きます。
a+b=1a + b = -1
4a+b=104a + b = -10
2番目の式から1番目の式を引くと
3a=93a = -9
a=3a = -3
b=1a=1(3)=2b = -1 - a = -1 - (-3) = 2
よって、放物線の方程式は
y=3(x1)2+2y = -3(x - 1)^2 + 2
y=3(x22x+1)+2y = -3(x^2 - 2x + 1) + 2
y=3x2+6x3+2y = -3x^2 + 6x - 3 + 2
y=3x2+6x1y = -3x^2 + 6x - 1
(3)
放物線の方程式を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とします。
この放物線が3点 (0,4)(0, 4)(3,1)(3, 1)(4,4)(4, -4) を通るので、それぞれ代入します。
4=a(0)2+b(0)+c4 = a(0)^2 + b(0) + c
c=4c = 4
1=a(3)2+b(3)+c1 = a(3)^2 + b(3) + c
1=9a+3b+41 = 9a + 3b + 4
9a+3b=39a + 3b = -3
3a+b=13a + b = -1
4=a(4)2+b(4)+c-4 = a(4)^2 + b(4) + c
4=16a+4b+4-4 = 16a + 4b + 4
16a+4b=816a + 4b = -8
4a+b=24a + b = -2
連立方程式を解きます。
3a+b=13a + b = -1
4a+b=24a + b = -2
2番目の式から1番目の式を引くと
a=1a = -1
b=13a=13(1)=1+3=2b = -1 - 3a = -1 - 3(-1) = -1 + 3 = 2
よって、放物線の方程式は
y=x2+2x+4y = -x^2 + 2x + 4

3. 最終的な答え

(1) y=34x2+3x+1y = -\frac{3}{4}x^2 + 3x + 1
(2) y=3x2+6x1y = -3x^2 + 6x - 1
(3) y=x2+2x+4y = -x^2 + 2x + 4

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